9月28日~10月1日、今回も北海道神宮むすび会様にご縁を頂いて
皇居の勤労ご奉仕に行かせて頂きました。


秋の清々しいこの時期に
また、被災地では大変なご苦労の日々を続けていらっしゃる
方も多い、この時期に


ご奉仕に参加させていただけることに申し訳なさと感謝の思いを
いただきながら。


前回ご縁を頂いたむすび会の方々にあたたかくお迎え頂いて
大好きな皆様との再会に喜びながら。


会場ではイスラエル旅のお仲間、河村さんにバッタリ出会い
また、翌29日は、27日吉水神社のご神事でご一緒していた
森 日和さんにも出会うことが出来ました。



皇居の中は清らかで穏やかで・・・。



・・・だけど、前回前々回感じたものとまた少し違いました。


勤労奉仕にいらっしゃる方が大変増えているそうです。


今回、天皇陛下のお手植えの田の 稲刈りが終わったあとの

稲束や アワ束を干すために竿にかけたり、 大きな大きな鳥よけの
網を畳んだり、 大人数であったからできたお手伝い
沢山ございました。

沢山の方がご奉仕に・・といらっしゃることは
素晴らしい こと、と 存じます。


でも、生意気を言って
申し訳ございませんが
皇居に入れるとか、天皇陛下にお会いできるかも とかだけを
目的になさっている方
物見遊山のような気持ちでいらっしゃっている方も
ふえているのではないかしら と
感じました。

ご奉仕に伺うとはじめに 窓明館にて宮内庁の担当女性から
色々な説明を受けます。

その時 グループごとに決められたテーブルに
3人ずつ6人で座るように指示を受けます。
皇居内を歩く時は、4列縦隊 を 基本として

道幅に合わせて、ときどき 3列縦隊 2列縦隊なることを

指示されます。


ずっとそうなさってきたのです。

ところが、そのことで、担当の方をお叱りになった方も
いらっしゃるのです。

自分たちは2列で並ぶように練習をしてきた・・。
 なぜ、2人で座ってはいけないのか、歩いてはいけないのかと。
文句を言う方がいらっしゃるのでした。

歩いている時も、列が乱れに乱れます。


ひとり遅れても外にはみだしても、その方は気にされない。


私は楽しいことが好きです。 穏やかゆるやかな空気が好きです。


でも、 美しくあることも、とても大切だと思っています。

前後左右のお仲間の存在を感じながら
息を合わせて、身を置かせて頂く。 列を乱さずに歩く
腰骨を立てて つめて座る。


その様なことから、自然に和の精神は磨かれてきたのではないでしょうか。
お互いを 思いやる・大切にする 心は 養われてきたのではないでしょうか。


あの 皇居の清らかさ穏やかな空気は
明治天皇さま 昭憲皇太后さま に受け継がれ 

今生陛下 美智子様 皇太子さま と
受け継いでくださっている
私心なく、ただ ひたすらに皆の安寧を祈ってくださっている
多くの尊い方がたから、頂いていると存じます。


その皇居に入らせて頂くのです。
私たちが その清らかさを自分の存在で乱さないように
務めさせていただく。
少しでも 美しくあるように
身を置かせていただく
戦後 皇居の荒れ果てた様を見かね心痛め
ご奉仕にいらっしゃった宮城奉仕団の想いを学ぶ。

大切なことではないでしょうか。