4月28日~5月6日
聖地に学ぶやまとこころの旅2015
イスラエル9日間  

 私の家は仏教ですが、 物心ついた頃には両親から
夜寝る前に 『ベット・タイム・ストーリーズ』を読み聞かしてもらい、
小学生になると旧約聖書の物語の本を買ってもらい
映画 『十戒』  『ベン・ハー』 を観て 感動し
高校時代に国語の授業で
『聖書の中の女性たち』に出会ってから、「沈黙」など
遠藤周作さんの描かれる イエス様に出会ってきましたので、
幼い頃から、イエス様や、モーゼ、アブラハム は
、側に感じていましたが


聖書は、目を通してもあまり良く 分からないままでしたし、
イスラエル・ユダヤのことも、
よく知らない、よくわからないままでしたから、
今回の旅は、本当に沢山の氣付きを頂き感動・感謝でいっぱいです。




 赤塚さんや、バラさんがお話しくださった聖書


カナの結婚式、
かめに入れた水がワインになった奇跡のお話しをお聞かせ頂いた時、
「婦人よ」 と、
イエス様から言われたその瞬間のマリア様のお心は、
どの様なものであったか。
特別な存在で特別に信仰心も篤く、
イエス様の母となる女性に選ばれたマリア様であったとしても、
特別な神様の子をお預かりしていると、
イエス様を宿された時から、
覚悟して、覚悟して、受け入 れて育てていたとしても、
それでも、母親として、その言葉を聴いたその瞬間、
マリア様のお心はどのようなものであったのだろうか

その後、十字架に掛けられ、
れ以上ないほどの辱めを受けながら死にゆく我が子を
見守り、見続けたマリア様のお心は・・ と、

旅の間、 イエス様の尊いお話しをお聴きしながら、
子をもつひとりの母親として胸が痛み続けました。

 洋子さんのお蔭でマリア訪問教会に伺うことが出来た時、
そのあたたかな やさしい 美しさ 清らかさに 
やっと救われたような想いが致しました。


シロアムの奇跡。 
聖書を見ただけでは、わからなかった
シロアムの池までの距離。  でこぼこの細い道。

なぜ 唾で泥をこねたものを? 
と意味が分からなかった、というより、
さっと見て、
ただそんな奇跡を起こしたのだとしか考えてもいなかった
イエス様の行い。

盲人が素直な心で頂き、
自分で行動しなければ奇跡は起きなかった、とお聴きして
初めて その意味の深さに気付くことが出来ました。 

もし自分なら動けただろうか? 
今の自分は、どう? 動けているか? と 問いかけて
全く足りない自分に気付かせても頂きました。

奇跡が起きた後の、盲人の強さ。覚醒。に、勇気を頂きます。
そのことはダビデ王のかけた呪いを解くことでもあったと。凄い。


ガリラヤ湖。 
蘇ったイエスが、ペテロに尋ねる。顔を覗き込んで、
やさ しく。3回。

 「私が好きか?」「私がすきか?」「わたしが好きか?」


赤塚さんが説いてくださる、
私が好きか? にこめられたイエス様の想い。御心。 
3回の意味。
涙があふれた。 切なかった。 

このことで、弟子たちの目が開いた。
命をかけて、イエスの教えを伝える人になっていったと
お話しいただきながら、
愛でいっぱいに満たされながら、切なくなった。


ベングリオンのお墓のある スデーボケル
あの見渡すかぎり続く荒野の景色。
糸川博士が、
日本人はここに来て学ばなければならない と仰っていたという
イスラエルの荒野。 

その地を民族の誇りと強い意志で、根気強く、知恵を結集 して
木を植え、花が咲く土地にかえていっているイスラエルの人々。

来て良かった。この景色に立てて良かった。と 心から思えました。
足るを知る。 
感謝を忘れてはいけないと、強く思えました。


等々、ひとつひとつ、思い出せば伝えたいことばかり。

実際に、
イスラエルのその地に立たなければわからなかったことばかり。
感じることも、想像することも出来なかったことばかり。

また、それ以外にも、あこさんやバラさん、バンビさん からも、

一緒に旅をしたお仲間の皆様からも、
皆様、本当に素敵な、素晴らしい方がたで
嬉しい出会いを頂き、多くの愛や学びをちょうだいし 
本当に感動し、感謝することばか りでした。

ありがとうございました。


が、一番心に残った感動したことは、と問われたら
マサダの上で、ラビさんと一緒に歌った祈りの時間。
ラビさんとバラさんの楽しそうなダンス・歌。 皆で歌った、ハクティバ・君が代。

旅の最後の、ヤッフォ―の場面の様に思います。

マサダの悲しい記憶の場所で、愛と融和・祈りの時間を頂けた奇跡。

あの美しい港・海の景色の中
民族・宗教を越えて、子ども達から声をかけられ
一緒に 笑いあって、一緒に写真を撮った・・。
  
 

あの世界を創り 上げていってね と見せて頂けたように存じました。

裁く宗教の怖さや、民族の争いや迫害の歴史などなど、

たくさんのものを見せて頂いた後だからこそ、より

民族を越えて、
皆で繋がって、笑いあったあの時間が、
どれ程、有り難い・尊い・大切なひと時であったか わかる。

神様が用意してくださった
あの出会い・時間を奇跡でおわらせないように


世界を愛で満たせるように、
 
美しい地球を未来の子ども達に渡せるように

赤塚さん、本当に素晴らしい旅をありがとうございました。