これまで、震災など起こるたびに、
両陛下は被災地を訪ね、
冷たい体育館の床に座り、
被災者の方々を励ましてくださってきました。
その時のお写真など拝見するたびに、
被災者の方の、
家も家族も全てを失くした
絶望の中にいらっしゃる方でさえ、
微笑んでいらっしゃるお顔に、
天皇皇后両陛下に対し、
失礼がないように心を努めて
微笑まれていらっしゃるのかとも思ってきましたが、
いや、違う。そうじゃない。と、存じました。
どんなに過酷で絶望の中にいらっしゃる方でさえも、
両陛下の訪問を受け、お会いになった瞬間、
そのお会いできている瞬間だけは、
悲しみも苦しみも不安も
全てを忘れることが出来ているのに違いない。
それほどの、喜びと感謝と安心感を
ただそこにいらっしゃるだけで、
その存在だけで、
皆、頂くことが出来ているのに違いないと、
雅楽堂での皆様のご様子を拝見して、
感じることが出来ました。
それは、決して、
天皇という肩書があるからではありません。
天皇皇后両陛下が、
常に国民の幸せを、日本の国の安寧を、
世界の平和を、
私こころ無く、
ひたすらに祈り続けてきてくださっているから。
今上陛下、昭和天皇、だけでなく、
縄文の時代から、
常に常に、祈り続けてくださっている存在だから、
お会いできるだけで涙があふれる。
喜びを頂ける。
それほどの有り難い存在を
私どもは、頂いているのです。
皇居の中は、本当にゆったりと清らかで
穏やかな氣に包まれています。
小鳥が人に寄ってきます。
カラスでさえもとても穏やかです。
皆、和やかに優しくなります。
私ども、ひとり一人が、
天皇皇后両陛下や皇室の方々のお姿に学ばせて頂き、
私心を無くし祈り、
少しでも美しく生きることを努めれば、
日本が世界の皇居になれると思います。
日本の国が世界の皇居になるように、
皆で努めて、祈って、
対立や争いのない平和な世界をつくっていきませんか?
美しい世界を 日本がつくっていく
私たち、日本人が自分の体の中のDNAを
自覚するところから 始まる 。
そう 思います。
一緒に、日本を 世界の皇居に致しましょう。