6月の神宮  月次祭は

16日17日 『伊勢の風を感じる会』で、お参りさせて頂きました。
今回は、 昼過ぎまで用があり、 修養団に着いたのは、18時前。

武田所長、  斎田さんから、

 「おかえりなさい」のあたたかいお迎えを頂きました。
夕食を頂いてから、五十鈴川にて 禊。
蛍が  ひとつ ふたつ  と 飛び交う様を見ながらの禊は
6月の 月次祭 のありがたさです。...


礼服に着替え、 21時、内宮に。
宇治橋をわたり、 参道に整列をして静かに待つ約1時間。


この静寂の時間が 自分の内を整えるために


       本当に 大切なのだと感じます。

夜の内宮の杜。  蛍。  鳥の声。 

宇宙・ 自然 ・ 杜と一体になれる貴重な時間です。

10時。  遠くで 太鼓の音が響くと

松明を持った神官さまが まず 先達でいらっしゃって
それからしばらくして、 宮司様 神官様が
 
白い麻の装束で、提灯の灯りと  松明の灯りと共に

歩いていらっしゃいます。

静寂の中、玉砂利の上を 神官様たちの歩かれる

      ザッ  ザッ  ザッ  ザッ 
という音だけが  響きます。
天照大神にささげられる お食事のご用意をなさって
御正宮の門の中に入られると
その後は、 お食事を召し上がっていただくためのお時間。
火を燃やされ、 静かに 笛や 歌 が 演奏されます。

約45分。 祈りながら 身を置かせて頂き、

23時頃 荒祭宮のご神事へと 移られました。
この後、荒祭宮でのご神事もずっと拝見させて頂き
修養団に戻りましたのは24時頃です。

私どもは、 そこまでで 皆、失礼いたしますが

真夜中2時から、また同じように ご神事をなさいます。
静かな 静かな 祈りです。
今回は、 初めて 御正宮と 荒祭宮の 御扉が閉まるところを

拝見することが出来、 扉が閉まる時の音も
聴くことが出来ました。 
 
  ギギギ~  と、重々しく 閉じられるその音も

わざわざ 出るように作られていることを教えて頂き

さらに 感動致しました。
本当に、 ありがたい ありがたい時間でした。