3月9日九州志帥塾 3人目の講師は
俳優の  滝田 栄 さん。
現在は、 仏教研究や、仏師としての活動が広くなっていらっしゃいます。

私が、初めて滝田さんを知ったのは、NHK朝のドラマ
『なっちゃんの写真館』の 時。...
背が高くて、品のいい穏やかなお顔立ちと物腰。
感じのいい方 と 思った印象は 実際にお会いしても変わらず。
実際お会いして、前夜の懇親会でご挨拶くださったときの

お声の  深さ・ あたたかさ・ 豊かさに

滝田さまの  人となりを感じました。

そして、ご講演をお聴きして、

もっともっと、 こんなに深く 深く 広やかで 豊かな方だったと
感心・感動 致しました。

NHKの大河ドラマで 主役の 德川家康 のお役がきた時
役作りに  もの凄く 悩まれたのだそうです。
家康の人となり、 内面、 生き方、ものの考え方、感じ方
全てを 理解して  家康を生きてこそ
家康を  演じることが出来る。 
悩んで  悩んで 
家康を知るには、幼少期 人質として預けられていた
時代が 人格形成に大きく影響していると

家康が預けられていた鎌倉の臨済宗の禅寺に 

断られても断られても何度も通って
修行をさせて頂けるように頼み
そこで、 禅の教えを学び
仏と過ごす時間を過ごされたことにより
家康を演じることが出来た ・・ というお話など
その時の 想いなど  熱く 熱く 語ってくださいました。

晩年まで 一汁一菜を通した家康の

  『足るを知る』

『恨みに報ゆるに徳を以てす』

「我が人生は 慈悲
 秀忠 に こだわるな。 德川 に こだわるな。
 慈悲の政治をする者を (跡継ぎに)立てなさい。」

『 私欲ではなかった。 天下の為の 天下であった。 』

等の 家康の想い、言葉を 
観念ではない。  修養したからこそ分かった・・
と、 滝田さんの熱き想いを語ってくださいました。

ここまでの  学び、 境地に至られたのが、 30代前半。
その後も、自分の内を  清められるものを 学び続けられ

 
物欲の  マハラジャ  でなく
精神の勝利者 ヨギラージャ の 生き方  をめざし

実践なさっていることを 知り  大きな感動を頂きました。

亡くなったお母様に感謝を届けるために、
仏様を  彫り始められたお話など 感動です。
ご縁を頂きまして、 ありがとうございました。