直接、相手の言葉を、心を傾けて聴く
ある日、私にとって腑に落ちない事がありました。
その後も疑問に思うことが続きました。
私は少し重い心を引きずって、
一緒に関わっている私のお仲間に尋ねたり相談したりしましたが、
なぜそんな事になってしまったのかはわかりませんでした。
その内、私の与り知らないところで私の名前が勝手に使われているという事もわかりました。
私の心の中には沢山の疑問とマイナス感情が膨らんでいきましたが、数日後に責任者の方とお会いする事になっていたので、とりあえずその日迄待ちました。
そして当日、その方とお会いして話を聴く事ができますと、
話の内容の良し悪し、私が賛成できるできないは別にして、
それ迄に私の心の中に積み重なっていったものが、
事実と事実でないもの、納得できるものとできないものに整理されていき、
少しずつ心も軽くなりました。
その件に関しての自分の思い、考え、これからどう対応すれば良いかということも、考えられるようになりました。
簡単なことだったのです。
始めから、腑に落ちないと思った時に、
納得できないと思った時に、
立ち止まらずに、他の誰にでもなく、
ご本人に率直に確認すれば良かったのです。
そうすれば、悩む必要のない事で悩んだり、事実でないことを想像して膨らませたりすることもないのです。
事実だけを正しくとらえておけば、もっと早い段階で対応する事ができたのです。
時間が過ぎれば過ぎる程、問題が大きくなる事はよくある事ですし、
又事実を確認しないまま、
自分が思い込んでしまって相手に語る機会を与えないというのも、
随分傲慢なことだと思いました。
事実を確認しないまま、相手を否定したり拒絶したりしないで、
やはり、とにかく、直接、真白な心で相手の言葉を聴く。
心を傾けて聴く。
真実が見える様にまっすぐに相手を見る。
そして、率直に語る。
そう言えば、篤姫様はいつもそうなさっているわーと思いました。