2月22日23日、


松山市中央倫理法人会様にご縁を頂き


愛媛県松山市に伺わせて頂きました。


会長の松本一志さまも、イタリア・ソウルメイト。


あたたかな、心のひろ~いやさしい方です。

 

大変お忙しい中、時間をつくっていろいろとご案内くださいました。


松山市は、今、私の大好きな 『坂の上の雲』 の ブームで


活氣があり 賑わっています。


でも、それだけでなく、 道後温泉があり、


お遍路さんの町であり、 おもてなしの心が伝わってくる


あたたかな、やさしい町でした。



今回はその中でも、一番にお伝えしたい


『ぼっちゃん列車』 の ことを。




伊予電鉄さんが、復活なさった 路面電車の


『ぼっちゃん列車』


ドイツから輸入されて 日本で一番初めに走ったそうです。


これは 余談のようですが、


松山のお殿様は、教育に 大変力を注がれていて


いろいろな場所で 全てにおいて先を見る目がおありだったと 感じました。


その教育が、


秋山兄弟に、正岡子規に、現代の人々に 、受け継がれ 繋がっていると。




ぼっちゃん列車に乗せて頂きました。


一般的な路面電車(ワンマンカー)も走っていますが、


ぼっちゃん列車は格別です。 乗務員は、3名です。



中は、磨きこまれた木で造られています。


走り始めて数分、お外のデッキでずっと立っていらっしゃる車掌さんが


扉を開けて、にこやかにご挨拶下さいます。


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下は、客車、車内から、運転席を撮影。


真冬も、真夏も、運転手さんも、車掌さんも、窓なく 吹きさらしにお立ちです。


前方の楕円形の窓が大変小さいので、前方確認が出来にくいそう。


運転手さんは、それぞれ左右に身を乗り出して、前を確認しながら運転です。

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終点に到着しましたが、この列車は ピストン運転が出来ません。


どの様にして、方向転換をなさるのかと 拝見しておりましたら、
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只今、運転手さんお二人で、客車と機関車を 切り離し中


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走らせてUターンさせる場所も土地もないので、考えられたのが

この方法。


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油圧式の回転デッキの上に手で押して運び

持ち上げてから、回転させます。


全て、人力です。 運転手さん お二人が全力で。



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①②③④ 全て同じ場所で 動かないで 撮影しました。


この後、前方に進めた機関車部分まで

客車を、三人で押して、運ばれて もう一度接続です。




結構な、重労働です。

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接続完了。 折り返し  ご乗車のお客様を

この笑顔で お迎えくださいます。
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道後温泉前駅まで、そのまま、また乗車する私たちに、


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「宜しければ、待ち時間の間に お写真をおとりしましょうか?」と。


声を掛けてくださった運転手さんとも一緒に撮っていただきました。

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乗務員を 3人乗せて走らせる ぼっちゃん列車は、


コスト面でいえば、完全に赤字 だそうです。


しかも、こんなに手が掛かり、大変。


でも、伊予電鉄の社長様は、


 「 一度始めたことは、続けます。

 お金のために 復活させたのではない。


 松山へお越しくださったお客様に 喜んで頂くために、


 松山のシンボルになるようにと 復活させたのですから


 ずっと、走らせます・・。」


と仰っているそうです。



気概、 志 を 高く持って 取り組んでくださっています。


そのお心は、乗務員の皆様の 誇りある笑顔から、伝わってきました。





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