【衝撃】実はもう『無くなっていた』懐かしの製品・サービス7選。あなたの思い出はありますか?
「そういえば、最近めっきり見かけなくなったな…」 「あれ、まだ普通にあると思ってた!」
私たちの生活に当たり前のように溶け込んでいたのに、いつの間にかひっそりと姿を消していた製品やサービス。時代の流れは思いのほか早く、あなたの思い出の“アレ”も、実はもう歴史の一部になっているかもしれません。
今回は、多くの人が「え、無くなったの!?」と驚くかもしれない、懐かしの製品やサービスを7つピックアップ。なぜ私たちの前から姿を消したのか、その背景と共に振り返ります。
あなたの思い出の品は、入っているでしょうか?
1. PHS(ピッチ)
サービス終了:2021年1月(個人向け)
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、特に若者から絶大な支持を得たPHS(Personal Handy-phone System)、通称「ピッチ」。携帯電話よりも安価で、短いメール(Pメール)が送れる手軽さが人気でした。アンテナを伸ばして電波を探したり、独特の着信音を自作したりした思い出がある方も多いのではないでしょうか。
なぜ無くなった? 携帯電話(ガラケー)の急速な低価格化と高機能化、そしてスマートフォンの登場が決定打となりました。かつては「医療機関内でも使える」というメリットがありましたが、それも電波出力の弱い携帯電話の登場で優位性が薄れ、2021年1月末、ついに個人向けサービスが完全に終了。その歴史に幕を下ろしました。
2. Internet Explorer (IE)
サポート終了:2022年6月16日
インターネット黎明期から、長らく標準ブラウザとして君臨し続けた「Internet Explorer」。初めて自分のパソコンでインターネットに触れたのがIEだった、という方も多いはず。多くのウェブサイトが「IE推奨」を掲げていた時代もありました。
なぜ無くなった? セキュリティの脆弱性や、新しいウェブ標準への対応の遅れが指摘されるようになり、Google ChromeやFirefoxといった後発のブラウザにシェアを奪われていきました。Microsoft自身も後継ブラウザである「Microsoft Edge」への移行を強力に推進。そして2022年6月、一部の特殊な環境を除き、完全にサポートが終了しました。
3. iPod(シリーズ全般)
最終モデル販売終了:2022年5月
「音楽をポケットに入れて持ち歩く」という文化を創造した、Appleの革命的な製品「iPod」。指先で円を描くように操作するクリックホイールの感触、数千曲を保存できる衝撃は、今も忘れられません。iPod classic、nano、shuffle、touchと、様々なモデルが登場し、世界中を熱狂させました。
なぜ無くなった? 皮肉なことに、iPodの役目を終わらせたのは、同じAppleが生んだ「iPhone」でした。音楽再生、アプリ、インターネット、通話…そのすべてがiPhone一台で完結するようになり、音楽再生専用機としてのiPodの存在意義は次第に薄れていきました。そして2022年5月、最後のモデルだったiPod touchの販売が終了し、約20年の歴史に静かに幕を下ろしました。
4. 明治「サイコロキャラメル」
全国販売終了:2016年3月
おやつとしてだけでなく、サイコロの目で遊びながら食べた記憶が蘇る、明治のロングセラー商品「サイコロキャラメル」。赤い箱に描かれたサイコロの目は、遠足や旅行のお供の定番でした。
なぜ無くなった? 残念ながら、時代の変化と共に販売数が減少し、2016年3月をもって全国での販売が終了となりました。しかし、完全に消えたわけではありません!現在では、北海道限定のお土産品「北海道サイコロキャラメル」として、その歴史は受け継がれています。北海道を訪れた際は、懐かしの味を探してみてはいかがでしょうか。
5. カール(東日本での販売)
東日本での販売終了:2017年8月
「それにつけてもおやつはカール♪」という軽快なCMソングでお馴染みの、国民的スナック菓子「カール」。あの独特の食感と、チーズあじ・うすあじのどちらが好きかで盛り上がったのも、良い思い出です。
なぜ無くなった? これも販売不振が主な理由です。しかし、生産体制を集約することで、ブランド自体は存続させるという判断が下されました。その結果、2017年8月をもって、福井・岐阜・三重より東のエリアでの販売が終了。現在では、関西地方以西でのみ購入できる限定品となっています。東日本のカールファンにとっては、まさに「幻のお菓子」になってしまいました。
6. Windows Live Messenger(MSNメッセンジャー)
サービス終了:2014年10月31日
オンラインになった友達が通知音と共に表示され、チャットや手書きメッセージ、絵文字で夜通し語り合った「MSNメッセンジャー」。ステータスを「退席中」や「取り込み中」に変えたり、聴いている音楽を表示させたりと、多くの若者の青春を彩ったコミュニケーションツールでした。
なぜ無くなった? 開発元のマイクロソフトが、ビデオ通話の先駆けであった「Skype」を買収。サービスをSkypeに一本化する方針が決まり、2013年から2014年にかけて、メッセンジャーはSkypeへと統合される形でサービスを終了しました。
7. みどりの公衆電話
ほぼ消滅(激減)
駅や街角で当たり前に見かけた、硬貨とテレホンカードが使える「みどりの公衆電話」。10円玉が「チャリン」と落ちる音、使い終わったテレホンカードの穴を眺めるのも、今となっては懐かしい光景です。
なぜ無くなった? 言うまでもなく、携帯電話・スマートフォンの普及で使用者が激減したためです。災害時などの通信インフラとしての役割は残されているため、完全に消滅したわけではありません。しかし、その数は大幅に減らされ、現在見かける公衆電話の多くは、ICカードにも対応したグレーの新型デジタル公衆電話になっています。あの緑色の機体は、今や「見つけたらラッキー」な存在です。
まとめ
今回ご紹介した製品やサービスは、いずれも一つの時代を築き、私たちの生活に深く根付いていたものばかりです。
それらが姿を消した背景には、スマートフォンの登場に代表されるテクノロジーの進化や、それに伴うライフスタイルの大きな変化があります。無くなってしまったのは少し寂しいですが、それも新しい時代が訪れた証なのかもしれません。
あなたが「無くなって驚いた」「実はまだあると思ってた」ものは何ですか? ぜひ、コメントであなたの思い出を教えてください。