今や世界中で愛されているショート動画アプリ「TikTok」。若者を中心に爆発的な人気を誇り、ユニークなダンスやコメディ動画、情報発信など、多様なコンテンツが日々投稿されています。しかし、このTikTokがどのようにして生まれ、世界中に広まっていったのかご存じでしょうか?今回はTikTokの起源についてご紹介します。
中国発のショート動画アプリ「Douyin」からスタート
TikTokの物語は2016年、中国の大手IT企業「ByteDance(バイトダンス)」によって開発された「Douyin(抖音)」から始まります。Douyinは中国国内向けにサービスを展開し、リリースからわずか1年ほどで中国国内で爆発的なヒットとなりました。
グローバル展開に向けて「TikTok」誕生
中国国外でも同じショート動画フォーマットの需要があると見たByteDanceは、2017年にDouyinの国際版として「TikTok」をリリースします。TikTokは、Douyinと同じく15秒から1分程度の短い動画をスマホで簡単に作成・共有できる点が特徴で、特に10代、20代の若者に受け入れられました。
「Musical.ly」の買収が世界進出のカギ
さらにTikTokが世界で急速に広まった大きな理由の一つが、2017年11月にByteDanceがアメリカ発の人気リップシンクアプリ「Musical.ly」を買収したことです。Musical.lyは当時、アメリカやヨーロッパの若者の間で大人気。ByteDanceはMusical.lyの機能やユーザーベースをTikTokと統合し、2018年8月に本格的な世界進出を果たしました。
世界を席巻するまで
その後、TikTokはインフルエンサーや一般ユーザーによる多彩な動画が拡散され、瞬く間に世界中のユーザーを獲得。今では日本を含む150以上の国と地域で利用されており、エンターテインメントや情報発信の新しい形を生み出し続けています。
まとめ
TikTokは、中国発のDouyinがきっかけとなり、グローバル戦略やMusical.lyとの統合によって、世界を変えるサービスへと進化しました。今後もどんな新しいトレンドや文化を生み出してくれるのか、ますます目が離せませんね。