大阪・関西万博は4月13日の開幕からわずか42日間で累計来場者数が約4,735,679人に達し、1日平均約112,000人の来場を記録しました 。人気パビリオンではPASONA NATUREVERSEや住友館、大阪ヘルスケアパビリオンが常に満員状態で、事前予約が取れないケースも続出しています 。SNS上では「ナウル台座」がトレンド入りし、来場者の関心を大いに集めました 。経済波及効果は関西地域で約2兆円と見込まれ、インバウンド消費を含めた地域活性化への期待が高まっています 。また、開幕前に開業した夢洲駅は万博期間中1日あたり13万人超の利用が想定され、アクセス面の利便性も万全です 。

実績と来場者数

万博協会公式によると、5月18日から5月24日の1週間で952,056人もの来場者を迎え、ピークとなった5月23日には163,509人が訪れました 。4月13日開幕から5月24日までの累計来場者数は4,735,679人に上り、当初の想定ペース(1日約150,000人)には届かないものの、常に10万人を超える安定した集客力を維持しています 。

平日でも13万人前後、土日には15万人近い来場を記録し、早朝から入場待ちの列が各ゲートに伸びています 。こうした高い集客実績が、万博会場の活況を如実に物語っています。

人気の理由

体験型・没入型の展示

PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)はiPS細胞心臓の実物展示や装着型サイボーグ体験など、最先端医療技術を直感的に学べる没入型パビリオンとして第1位の人気を誇ります 。
住友館は「いのちの森」を探検するランタン体験や圧巻の映像ショーで、まるでテーマパークのアトラクションのような演出が評価されています 。
大阪ヘルスケアパビリオンでは、自身の身体データから2050年の未来の自分と対面するリボーン体験が大人から子どもまで好評です 。

海外パビリオンの雄姿

アメリカパビリオンでは「月の石」を含む宇宙体験型展示が行列を呼び、壁面と天井がスクリーンとなる没入映像は来場者の心を掴んで離しません 。
フランス館も昼夜で異なる光の演出が美しく、芸術性の高い空間演出が大人世代を中心に支持されています 。

SNSでの話題

「ナウル台座」は白い円柱の“謎の展示物”として公式X(旧Twitter)で話題沸騰し、投稿はリプライ数千件に上りました 。
また、来場者は「住友館のランタン体験」「PASONA館のサイボーグ体験」など、体験中の写真を次々とSNSにアップし、ハッシュタグがトレンド入りしています 。

経済波及効果と今後の展望

阪神地域では約2兆円の経済波及効果が見込まれ、中小企業のビジネスチャンス創出や地域経済の活性化に大きく寄与すると予測されています 。
さらに宿泊や飲食、土産物販売などのインバウンド消費も増加傾向にあり、PR Timesの調査では6割近い日本人が訪日外国人の増加を実感しています 。
アジア太平洋研究所の試算では、夢洲会場単体で2兆7,457億円、周辺地域を含むと最大3兆3,667億円の経済効果が生まれるとされ、今後の波及効果にも注目です 。

アクセスと利便性

会場最寄りの夢洲駅は1月19日に開業し、万博期間中は1日あたり13万人超の乗降が見込まれています 。
駅前にはシャトルバスや臨時のタクシー乗り場が整備され、平日早朝から深夜までスムーズに人流がさばかれる体制が整っています。

まとめ

万博は圧倒的な来場者数と話題性を背景に、日本国内外から高い評価を受けています。体験型パビリオンの没入感やSNSでのバズ、地域経済への波及効果など、あらゆる面で「めちゃくちゃ人気」が証明されており、今後も会期末まで注目は尽きません。