「位置ベクトル」って何?空間上の“場所”を正確に示す数学のツール📍➡️🧮
数学や物理の授業でよく出てくる「位置ベクトル」。
最初は「難しそう…」と思われがちですが、実はこれ、“場所をベクトルで表す”だけのシンプルな考え方なんです💡
この記事では、**位置ベクトルとは何か?どう使うのか?**を、やさしく解説していきます📘✨
位置ベクトルとは?📍
**位置ベクトル(Position Vector)**とは、原点(O)からある点(P)までの位置を示すベクトルのことです。
数式で表すと、例えば点Pが
(x, y)
という座標にあるなら、位置ベクトルはこう書きます:
\(\vec{OP} = \begin{pmatrix} x \\ y \end{pmatrix}\)
3次元空間では:
(x, y, z) → \(\vec{OP} = \begin{pmatrix} x \\ y \\ z \end{pmatrix}\)
要するに、「原点から点Pまでの行き方」=位置ベクトルなんです🚶♂️📍
ベクトルとしての特徴🧭
🔹 大きさ(長さ)=点までの距離
→ ∣OP⃗∣=x2+y2|\vec{OP}| = \sqrt{x^2 + y^2}(2次元の場合)
🔹 向きがある
→ 原点からどちらの方向に、どれくらい進むかが明確
🔹 足し算・引き算ができる
→ ベクトルの性質を活かして、移動や変位を計算できる!
どうやって使うの?🧮
位置ベクトルは、以下のような場面で大活躍します👇
✅ 物理での運動の表現
→ 物体の動きをベクトルで記述すれば、速度や加速度もベクトルで扱える!
✅ 幾何の証明や図形の性質
→ 点の位置関係や中点、重心などもベクトルで表すと整理しやすい。
✅ プログラミングや3Dゲーム
→ キャラクターの位置や移動を管理するために、位置ベクトルが欠かせません🎮
例題で理解しよう💡
🔸 例1:点P(3, 4) の位置ベクトルは?
→ OP⃗=(34)\vec{OP} = \begin{pmatrix} 3 \\ 4 \end{pmatrix}
🔸 例2:2点A(1, 2)、B(4, 6) のベクトルABは?
→ AB⃗=OB⃗−OA⃗=(46)−(12)=(34)\vec{AB} = \vec{OB} - \vec{OA} = \begin{pmatrix} 4 \\ 6 \end{pmatrix} - \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 3 \\ 4 \end{pmatrix}
まとめ
🔹 位置ベクトルは、原点から点までの「場所の情報」をベクトルで表すもの
🔹 大きさ・向きがあり、他のベクトルとの演算も可能
🔹 物理・数学・プログラミングなど幅広い分野で活用される基礎ツール
ただの「点」も、ベクトルという視点で見るとグッと立体的に見えてきます✨
位置ベクトルをマスターすれば、空間を自由に操る感覚が手に入るかも⁉️🧭📐