回文10
ついある意味時々ドキドキと見入るあいつ。
ついあるいみときどきどきどきとみいるあいつ。
作 成 談 話 : |
アイ氏個人としてはお気に入りの一つです。しかけ絵本(飛び出したりするやつですね)を眺める様子から捻り出しました。 --2006年04月25日(火) |
回文24
年賀ハガキが破顔ね。
ねんがはがきがはがんね。
作 成 談 話 : |
季節外れではありますが。「破顔」は「にっこりと笑うこと」ですね。アイ氏のこの数奇な趣味を知る人への年賀状に載せた作品です。 --2006年05月28日(日) |
回文55
軽はずみに水張るか。
かるはずみにみずはるか。
作 成 談 話 : |
「は」がうまく入りました(53談話参照)。軽はずみでも良いから水を撒いて欲しい、そんな夏のある日の心境です。水を張るのではぬるま湯になってしまいそうですが。 --2006年08月11日(金) |
回文62
聞いてて判断、歯槽膿漏のウソ。診断果てていき。
きいててはんだん、しそうのうろうのうそ。しんだんはてていき。
作 成 談 話 : |
>「歯槽膿漏」が起点となって出来上がりました。誤診かも?と思えども時すでに遅し、という一場面をストーリィとしてみました。難しそうな言葉を採りこめた時というのはなかなか嬉しいものです。 --2006年08月20日(日) |
回文65
物も幾らか足し合い、せっせと貯金して新居。ちと節制、明日から食い物も。
ものもいくらかたしあい、せっせとちょきんしてしんきょ。ちとせっせい、あしたからくいものも。
作 成 談 話 : |
「物も」と「食い物も」が少々苦しいところですが、長文としてまとまりがあったので、無理して出してみました。 --2006年08月23日(水) |
回文84
マイクの音も遠のく今。
まいくのおともとおのくいま。
作 成 談 話 : |
喧噪から抜け出した後しばらくして静けさを実感、という感じを表現してみました。談話が後付けであるのが明白ですね。-- 2006年10月02日(月) |
回文86
悪酔いばかりしてしまいまして尻かばいよるわ。
わるよいばかりしてしまいましてしりかばいよるわ。
作 成 談 話 : |
お酒を飲み過ぎると翌日お腹を下すことがよくあります。そのような状況です。少々下品ですみません。 -- 2006年10月07日(土) |
回文93
おつかい行くと日々秘匿、いい鰹。
おつかいいくとひびひとく、いいかつお。
作 成 談 話 : |
「秘匿」は隠すことですね。買い物に行ったときに良いモノをつい人の目に触れないように奥のほうにおいやって後で自分のものにしようなどと考えることはないでしょうか。 --2006年10月18日(水) |