例年の事ですが年々シーズンと呼ばれた春先の引っ越し
イベントが弱含みになっております。
このシーズンに間に合う様に新築物件は建設を急がせる
のですがどうにもお客様の動きが悪いです。
一番の理由は建築費高騰による家賃の高値設定があります。
私のいる地域の話になりますが、地方都市ベットタウン駅
徒歩3分圏内新築1LDKが共益費込みで13万って・・・・。
誰が借りるの?
中心都市の物件より高い水準の家賃を長期間取れると思って
いる家主の感覚が恐ろしいです。借上げ制度なのでしょうが
数年後の契約更新時に保証家賃を大幅に引き下げられる事実
をまだ知らないのでしょうかね?
この手の開発業者の事を近年「資産家高齢者の資産回収業」
と呼ぶ声が高くなっている事を知るべきですね。
どの産業にも黎明期・成長期・成熟期・衰退期とあります
が需要と供給のバランスの崩れて家賃決定権のない賃貸業は
確実に衰退期にあります。
衰退期に素人が業界に参入すると言う事は「喰い物にされる」
と言う事を肝に銘じなければなりません。
世の中に楽して儲かる仕事はありません。よしんばあっても
その話を誰にも漏らしませんね。