現状続けているマンションの大規模修繕で深く理解できた事があります。

それは、日本でマンション1棟保有する事のリスクです。

無論それを超えるメリットもあるのは事実ですが、修繕中に理解した事を

備忘録がてら書いておきたいと思います。

 

建物に対する最大のリスクそれは地震です。

 

鉄筋鉄骨コンクリート

鉄骨

木造

 

など建物の種類は様々ですが、震度5以上の地震が発生した時に建物にどの

程度のダメージが与えられているのか?残念ながら見える化しておりません。

 

ではそのダメージの蓄積が分かるのいつなのか?

 

答えは雨漏れであったり鉄筋の錆によるバクレツが発生した時です。

建物の構造によって何時その症状が出るかは天のみぞ知る所ですが

基本、木造や鉄骨で外壁がサイディング場合は割合早い段階で雨漏れ

となって分かります。

 

保有者なら経験した事があると思いますが、サイディングは大きな揺れ

に弱く簡単にひび割れが発生します。割れている場所が見えやすい場所

の場合は補修も簡単なのですが、下手に見えにくい場所や高層部などの

場合は足場を組む必要などあり費用がかさむ事になります。

 

コンクリートの場合も揺られた結果ひび割れが発生しそのひび割れた

場所より雨水が浸透していき内部の弱い場所を通り鉄筋を腐食させて

いきます。しかしサイディングと違い腐食するまでの時間が長くなかなか

症状として出て来ませんので何十年単位で分かる事になります。

 

あと窓枠のシーリング(コーキング)も重要でこれを20年以上放置して

いますと弾力性が失われ硬化して防水能力がなくなりサッシより雨漏れの

原因となります。(防水塗装やシート防水は言うに及ばずとします。)

 

今回これらの修繕・補修を行いながら考えた事は「地震が多発している地域」

ありますよね・・・・。あの地域の物件って何度も何度も揺られてどうなって

いるのかな?と素直に考えてしまいました。(楽待ちを眺めながら)