今思った。はじまりの冒険のレビューメモにシリーズレビューするなんて書くんじゃなかったと。初代と称されるもののゲーム性考察レビューです。かなりの駄文です。難産です。

 
単純に、感じて考えたことをまとめただけ、といったところでしょうか。
 
 
 
 
実のところ、あまり語れる要素は多くなかったりする。RPGに必要な要素の最低限しか用意されていないゲームである。その分、それぞれの要素に力を入れて製作されていると感じられる作品となっている。ストーリー面の評価の高さは散々語られているので割愛。
 
 
・変化を付けた仕様
原作のある作品をゲーム化したものだったりする。一応、ドラクエを意識して作られていると思われる。
 
しかし、そのままドラクエではない。どうも原作者がドラクエをプレイしてみて、違和感のあった部分を解消するようにシステムが作られているという話を聞いた。
 
その結果、うまくストーリーや世界観とかみ合って高評価を生み出したものと思われる。
 
・エンカウント時、別フィールドに移動したりせず、その画面が戦闘に変化する
→マス目を移動する戦闘である。似たような仕様を取り入れているゲームが駄作ばかりなのは納得いかない。ゼスティリアとか。
 
・気力。魔法以外の与えられるダメージに影響するシステム
魔法はMPを消費する。通常攻撃や、必殺技には減る要素がないなら、攻撃魔法を使う意味がなくなってしまう。それを解消するためにつけられているのでは。
これにより、通常攻撃を連打するだけで勝つのは簡単ではない。ちゃんと毎戦闘考えて戦うゲームになっている。
 
・主人公は王子ではあるが、「勇者」ではない
「勇者」という言葉は基本的に使われることがない。主人公が「勇者」と言われるほどの人格ではないということらしい。これに限らず、続編でも主人公のことそのものを「勇者」と呼ぶシーンは存在しなかった(牧場物語ではあるため、こだわりを捨てた可能性あり)。
 
・道具は宝箱から入手
タンスの中に道具がある、なんてことはない。基本的に道具は宝箱からか、店で購入する。一応、1つだけ例外があるが・・・。
 
・世界観に似合わず?難易度は高め
割といろいろな人に言われているのが、難易度が子供向けに見える割に高いということだろう。しかし、これも主人公が10歳ということを考えれば、当たり前と思われる。また、ちゃんと考えて戦えばどの戦闘も何とか切り抜けられる程度の難易度になっている。そういうこともあり、戦闘難易度の高さは世界観を再現したものに感じられる。
 
最序盤こそ、それほど難しいわけではないが、ナルシアが仲間になってから牙を剥き出す。
 
全体的に敵の攻撃が強く、敵の攻撃パターンを早く知って対応することを序盤から求められる。ロボニンジャに自爆されて一撃だとか、スチームパワーに魔法をガードされるとかは、知らないとひどい目に合う。
 
ミミックの強さも半端ではなく、このゲームの戦い方を嫌でも叩き込まれることになる。この高難易度が最後まで続くため、ある程度ゲーマーでないと厳しい難易度といえるだろう。
 
しかし、毎戦闘考えて戦うことで、問題なく突破できる難易度に設定されている。ほとんどの敵に先手を取ることが可能であることから、初手からしっかり考えて戦うようにすること。ボスも最近のゲームと比べると強いボスが多いだろう。といっても、理不尽要素はほとんどない。代わりに外道戦法もほとんどとれないが。
 
総合的には旧世界樹の迷宮1と同程度の難易度だと考えている。故に個人的ゲーマーにやってほしいゲームの1つである。
 
というわけで、よくあるhage全滅を上げておく。一応、モンスター図鑑のアイテムを埋めるように勧めればそれほど難しくないのは秘密。
 
・ごくらくちょうに眠らされてオークの一撃!
・スチームパワーの攻撃が2連続になってる!
・ガミガミロボの攻撃痛すぎ
・デスサイズに切り刻まれました
・がんせきおとしやめてくれ!
・いかりばくはつ!すてみのいちげき
・ウッキイロードに固められた・・・
・幽霊船は怖いし敵強いし・・・
・ソウルイート
・ソウルイーターに攻撃したら数が増えた
・ソウルイーター固すぎ
・ホイッスル!
・バキュームに吸い込まれるとは
・ワーニング!
・ダークキャノン連打
・クラッシャーの本気
・防衛装置強すぎ
・まがどり
・四天王に通常攻撃がガードされる件
・闘技場トルネード連打
・ま が ど り
・鳥の試練の難易度高すぎです
・死体戦法
・HP吸い取って回復するとか踊ってるくせに強い
・ま が ど り
・HP1000回復とか聞いてません
・1人旅で強い敵にボコられる10歳の男の子
・ま が ど り
・お た け び
・カロン
・デーモンロードのやりすぎな能力値
・弱すぎる最後の四天王
・ラスボス、黄金筋肉男降臨!
 
だいたいこんなものでしょう。これらを経験せずにクリアできる人はまずいないと思われます。レビューになってないけど許してください。
 
・最近のオタク受けの要素はあるのか?
残念だが、オタク受けする要素は皆無。主人公がショタという時点で厳しいだろう(TOBのライフィセットがいけるなら何とかなるか?)。そして最終的に仲間になるキャラは1歳年上の女の子と、おっさん2人。
 
絵もオタク受けするタイプではない。世界観には合っているが萌え絵ではない。コマさんすら糞デザインと切るオタクには無理。
 
ストーリーに関しても、恋愛色が薄めである(続編では嫌というほど恋が)。助け出そうとするキャラは、母親である。姫ではなく、王妃である。いまだにそういう設定を見ることがないため、かなり斬新な設定といえる(最近は妹になっているゲームもあったりするが、このシリーズの2では妹を助けに行く展開がある)。ストーリーそのものは筋も通っているので、安心してプレイすることができる。
 
今作はストーリー・世界観、戦闘システム、装備、キャラ、その他もろもろまで、プレイの没入感をそがない工夫がされているゲームだと思う。