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 前回お話ししたように、大豆にフィチン酸が多く含まれ、ミネラルを排泄してしまうというのは全くの認識不足(間違い)。

 

 フィチン酸がミネラルを排泄するというのは正しいが、大豆にはフィチン酸ではなく何がしかのミネラルをタップリ含んだフィチン酸塩が含まれているということです。

 

 ということで、少しだけ賢い人は、ネット上で“大豆に含まれているのはフィチン酸塩であるからミネラルを排泄することはない”と諭します。

 

しかし、これも認識不足(間違い)です叫び

 

 正しくは、”大豆に含まれているフィチン酸塩に結合したミネラルは消化器官内で他のミネラルと互換され、有用な微量ミネラルを排泄することがある”ということです。

 

 因みに、大豆には1.00~2.22%フィチン酸塩が含まれますが、擦りゴマには5.36%ものフィチン酸塩が含まれます目

 

 にもかかわらず、擦りゴマがフィチン酸・フィチン酸塩の問題にならないのは、以下に示すように、ゴマには他にも有用なミネラルを多く含んでいるからなのです。

 

     リン  カリウム カルシウム マグネシウム 亜鉛

 

ゴマ  540   400   1200    370     5.5

 

大豆  580  1900    240    220     3.2  


(食品100g中に含まれるミネラルmg、5訂増補食品成分表より)

 


カリウムの多い大豆に比べ、ゴマはカルシウムや亜鉛などが多く含まれます。

 

 参考までに、カリウムを下げたくて果物を避け、野菜は全て煮て食している方々へ!

 

 そんなことをやっても、血中のカリウム濃度を下げることはできませんよドクロ

 もし、食事療法でカリウム値を下げたいのなら、大豆製品と魚類、肉類、芋類のとり方が重要となります。

 誰が、こんなに間違った情報をつたえたのでしょうかねぇ・・・・・・パンチ!パンチ!パンチ!

 

 先日、レタスまで、”生でなく煮て食べるように”と真剣に指導する医師がいました。ほんの少しでいいから、勉強をしていただきたいものですプンプン

 

また、大豆がフィチン酸の問題を抱える理由に、あく抜き(フィチン酸塩など)の難しさがあります。

 

 小豆も同様量のフィチン酸塩が含まれていますが、煮沸することで容易にあく抜きできます。

 

 しかし、大豆は豆類の中でもきわめてタンパク質含量が多いためか、煮沸などで容易にあく抜きできないことも、大豆がフィチン酸問題を抱える原因ともいえます(お酢などで酸性にするとある程度のフィチン酸塩を抜くことができます)ビックリマーク

 

 次回は、大豆に含まれる消化酵素阻害物質についてお話します。