前回の講座は糖尿病の話でした。体質改善のポイントはにはインスリンの分泌能が大切ということ。

 ところで、インスリンの分泌には、皆さんご存知の

①ブドウ糖の刺激(血糖値の上昇)に応じて迅速に引き起こされ、約10分間持続する第1相と、

 日本では医療関係者の方にも殆ど知られていない

②アミノ酸(タンパク質)などの刺激により、糖とは無関係に引き起こされる持続的で遅い分泌が2~3、時間でピークに達する第2相とがあります。

 

 日本人にとっての糖尿病の体質改善で一番に欠落しているのが、この第2相に関する話が全く出てこないこと。勿論、第1相もある程度重要だけど、第2相を意識しない限り一生薬とお付き合いということになります。

 

 第2相では、インスリン分泌を促すものとしてタンパク質、アルギニンおよびロイシンandイソロイシン)が良く知られているが、副交感神経(アセチルコリン)、スルホニル尿素、コレシストキニンや胃腸由来のインクレチンの影響なども知られています。

 

 また、インスリン分泌は交感神経(ノルアドレナリン)で強く阻害され、ストレス時の血糖の上昇に繋がる(αアドレナリン受容体が実質的に支配)。 

 タンパク質(アミノ酸)がインスリン分泌を促すことを知らない医療関係者(特に栄養士)が多過ぎる!

 

 インスリン分泌能を改善するには、「膵臓を常にフル稼働状態にしないこと(第1相を溜める)」意識が大事! ということなんです。  

 

この講座、前回で終わりましたが、拙者「糖尿病」にも記述されていますので興味のある方は参照ください。

 

 次回は、あたふたしないなめの「新型コロナウイルス対策」についての話をします。

 

 マスコミを中心に世の中に氾濫する思惑的な情報に正しい解析の仕方から、どういう体の状態が感染しやすく、重症化しやすいか、また免疫の高め方(正確には、本来の自分に備わった免疫能への戻し方)などを学びます。 

 

Zoom講座申し込み方法:下記未病アカデミー入室後

 

 

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