( 同じ食品であれば発酵や熟成(腐敗)が進めば進むほどチラミン量は増加します。)
チーズ100g中のチラミン量は、プロセスチーズは2.6mgですが、ブルーチーズ10~26mg、チェダーチーズ(短期発酵) 12.0mg、チェダーチーズ(長期発酵)では 153mgが含まれます。
醤油でも、発酵していないものにはほとんど含まれませんが、淡口醤油24.0mg(平均) 濃口醤油35.6mg(平均)と高く、味噌でも米味噌 19.4mg(平均)、麦味噌14.6mg(平均)、豆味噌9.3mg(平均)となり、熟成期間の長い赤味噌は概して多量のチラミンを含むことになります。
牛レバーで新鮮なものは0.54mg、数日経過すると27.4mg、鶏レバー新鮮なもの0.05mgも、経日で10.0mgと多くなります。
バナナやアボカドでは新鮮なものはほとんどチラミン検出されませんが、熟してくるとバナナ果肉0.7mg、アボカド2.3mgと高くなります。
キャベツも生では0ですが、塩漬けにしたものは5.5mgと高くなる。ソーセージ2.9mg、ドライソーセージ12.5mg、サラミ18.8mg。ビール0.1~5.7mg(国産ビール0.2mg)、ワイン0~1mgとの報告があります。
これらのことからタンパク質の多い発酵・熟成食品や、タンパク質量は少なくとも長期に発酵熟成したものには片頭痛の原因となるチラミンが含まれることになります。
健康に良かれと思って摂取している、乳酸菌飲料、チーズ、味噌、納豆、漬物類、フナ鮨・ニシンの塩漬、発酵食品、酵素ドリンクなどは片頭痛の原因となっている可能性が高いため、今一度チラミンのとり過ぎが起きていないか自分の食生活をトータル摂取量の観点から見直してみてください。
ココアやチョコレートにチラミンが含まれるのは、カカオ豆はそのままでは苦くて食用になりませんので、収穫後発酵させることでココアの香や食味を改良したカカオ豆(チラミンを含有)を使ってココアやチョコレートが作られているためです。
ビール、ワインなどアルコール飲料が片頭痛要因になるは、チラミン以外にもアルコールの直接的血管拡張作用やALDH(アルデヒド脱水素酵素)への影響なども加わるためと考えられます。特に、群発性頭痛の発症にはこれらの要因が重要となってきます。
因みに、チラミンの人体への直接的な影響は、6mg経口摂取すると血圧が上がり、8mgでは収縮期血圧が30mmHg上昇、25mgでは致命的といわれています。
チェダーチーズ(長期発酵)では、5g程度食べるだけで一時的な高血圧に至るということになります。
片頭痛100%完治を目指す方は、発酵食品のとり過ぎには気をつけましょう!!