「貧血に良いという”プルーン”、“ひじき”、“ほうれん草”、“納豆”や“レバー”を食べ続けているがいっこうに鉄欠乏性貧血はよくならない」という方は多いのではないでしょうか
これは、無意味なことをやってるからその通りの結果が起きているだけのことなのです
因みに、プルーンの鉄量はスイカや夏みかんより少なく、ひじきの鉄分は全く吸収されることなく有害なヒ素だけはきっちり吸収され、納豆の鉄分もほとんど吸収されることはありません ほうれん草の鉄量以上に小松菜、サラダ菜、大根葉の鉄量は多く、これらの葉物野菜には牛レバーの3倍以上の鉄分(固形分当たり)が含まれています
鉄製剤も鉄量が多ければ多く吸収されるというものではありません
鉄の吸収メカニズムや体内の動態を知り、正しい食事をとればすぐに鉄欠乏性貧血は良くなっていきます 鉄製剤も1錠の数十分の一程度摂れば非常に効率よく鉄分を吸収することができます
そもそも、鉄分摂取にかかわる根本的な大間違いとは、
1、ヘム鉄は非ヘム鉄より吸収率が高いということ 正しくは“鉄欠乏時にはヘム鉄ではなく葉物野菜を中心とした非ヘム鉄をとる”ことです
2、一日当たりの鉄の必要摂取量は10mg程度ではなく、“鉄の必要補充量は1mg程度”ということ
非ヘム鉄の吸収率が2~5%程度で、ヘム鉄は15~30%といってるうちは鉄欠乏性貧血はよくなりません 鉄の吸収の仕組みやどのように血清鉄がコントロールされているかが分かれば、どうすればよいかもすぐに分かります(拙著「鉄マグ欠乏症」もご参照ください)
先日の東京講座でも大好評だった講座です(今回の大阪講座が今年最後の講座なります) 知らないと随分出遅れてしまいますよ
大阪講座(8月27日)
・ダイエット https://lymphcare.org/training_sessions/44092/new
・鉄欠乏性貧血 https://lymphcare.org/training_sessions/44093/new
・認知症 https://lymphcare.org/training_sessions/44097/new
・片頭痛アドバイザー https://lymphcare.org/training_sessions/44098/new