■自分たちにとって都合のよい解釈をして国民を欺く![]()
トランス脂肪酸の定義は、世界的には「コーデックス委員会」(国際食品規格委員会)で定められているように、反芻動物由来の共役二重結合を含むものを除き、精製加工食用油(おもに植物油)に含まれるトランス脂肪酸に限定しています![]()
簡単にいうと、牛などの乳・乳製品、食肉に含まれるトランス型の脂肪酸についてはトランス脂肪酸に含めない、ということです![]()
にもかかわらず、日本の食品安全委員会では「トランス脂肪酸の由来(牛のトランス脂肪酸なのか、工業的に作られた脂肪酸なのか)が分析上識別できない」ことなどを理由に、これらを同一カテゴリー(分類)に入れて論じようとします
なぜか![]()
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そうすることによって、植物由来のトランス脂肪酸の有害性を曖昧にすることが可能となるからです![]()
たとえ分析上の識別が困難であるにしても、食品製造管理面からその由来を容易に識別できるはず![]()
実際、諸外国では問題なく管理されているにもかかわらず、なぜか日本だけは「分析上無理!」ということに固執しているのです
世界的にも有害性はほとんどなく、むしろ健康上好ましいと認識されている天然のトランス型脂肪酸*と、有害であることが明らかな人工的なトランス脂肪酸を同じカテゴリーで議論しようとすることの意図は明らかであるように思われます![]()
ただし、EUの一部の国でもこれらを同一カテゴリーに含めて議論する国がないわけではありません
しかし、これらの国では政府が国民にきちんと精製・加工植物油の危険性を知らせているという点で、国民の健康をどのように考えているかにの大きな違いがあるといえるでしょう![]()
先日お話した「新開発食品専門調査会」の調査でも、植物油由来の精製加工時に副生するトランス脂肪酸は有害であるが、反芻動物由来の脂質にはそのような有害性は認められていない(むしろ健康にポジティブな研究結果が多い)ことが報告されています
精製加工植物油のとり過ぎの危険性を国民に周知徹底できないのであれば、少なくともトランス脂肪酸の定義くらいは国際的な基準に従うべきでしょう![]()
もし、日本政府の対応が正しいと主張するのであれば、堂々と国際的な定義を変えるように働きかければいいと思います(馬鹿者~![]()
と言われるだけでしようが
)
*反芻動物由来のトランス型脂肪酸には、バクセン酸(体内の代謝で共役リノール酸に変換される)をはじめ、すでに構造が明らかで、健康面でもポジティブな評価がある。
■その他の問題点
●トランス脂肪酸の有害性を限定的なものとし健康への影響を矮小化すること![]()