気になる病気との関係
さて、あなたには次のような疾患がありませんか![]()
花粉症、アレルギー疾患、うつ病、がん、アルツハイマー病、パニック障害、片頭
痛、糖尿病……これらはいわゆる慢性病や生活習慣病と呼ばれるものです。
じつは、これらと食用油には深い関係があるのです。
ところで、あなたは自分が召し上がる「油」についてどの程度意識していたでしょうか? ここまでお読みいただいて、「初めて知りました」ということであれば、あなたが上記の病気にかかっている、あるいはこれからかかってしまう可能性は決して低くはないでしょう。
アメリカから届いたトランス脂肪酸のニュースは、じつは“対岸の火事”などではないのです。図をご覧ください(申し訳ありません。図を転載できませんので、著書「糖尿病」の183ページを参照ください)。
この図は、厚生労働省発表のデータをわかりやすく表にしたものです。これによると、この50 年間、右肩上がりで伸びている精製油の消費量と、糖尿病受療者の伸び率を示す直線は、驚くほど酷似しています。
これをただの偶然と考えるのであれば、あなたの糖尿病は、決してよくなることはないでしょう。
つまり、糖尿病の原因のひとつには、まちがいなく食用油の問題が関係しているということです。さらに、糖尿病以外のいわゆる生活習慣病のほとんどが、この油の問題と切っても切れない関係にあると考えられるのです。
「
植物油は健康によい
」という認識は、まさにいまから約50 年まえ、アメリカで発表された「動物性脂肪のとり過ぎが動脈硬化や心臓病を引き起こしており、植物油はコレステロールを下げる」という実験結果がきっかけとなりました。これが植物油神話の始まりです。
しかし、これは事実に反しています。実際いまから約30 年まえ、アメリカの国立がん研究所が、「植物油にはコレステロール値や心臓病の発生確率を下げる効果はなく、むしろがんの発生確率を高める」と発表しました。また、前述のFDA も「植物油が心臓病の予防や治療に効果があると宣伝するのは違法」との警告を発しています。
にもかかわらず、いまだに「植物油は体によい」と信じられているのは、先進国ではここ日本くらいです。この認識を改めない限り、私たちは多くの生活習慣病から逃れることはできないでしょう。
もちろん、すべての植物油が体によくないというわけではありません。むしろ積極的にとったほうがよいものもあります。そうした「油」への接し方、そして日々の食事で気をつけるべきこと、あるいは新たな食生活の提案をさせていただいています。それらについて、わかりやすく本にまとめました。
興味のある方は、ぜひ一度私の著書をお読みになってください。生活習慣病を克服する鍵はここにあります。
次は日本と世界各国のトランス脂肪酸への対応状況です。