いよいよ師走に突入ですね〜
2022年は皆さんにとってどんな一年だったのでしょう？
私は今、音楽監督を務めるドーム交響楽団との今年最後の演奏会のため、再びオーヴェルニュ地方におりますが、、、
フランスは、コロナの第８波が押し寄せて来て結構大変な事態になっとりますです
今のところ演奏会は開催されそうですが、私が演奏会前にコロナをうつされては大変
つうことで、、、
ここ数日間は友人宅の離れ家にて、たった1人で自主隔離中、なのであります
さびしいよぉ〜〜
人恋しいよぉ〜〜〜
まあ、そんなわけで（笑）、、、
皆さんもくれぐれも健康には気をつけて年の瀬をお過ごしくださいね
さて、、、
前回のブログでは「才能
」についてお話ししました。
「才能ある人間」というのは、如何せん注目されがちで、
特に若く
から図抜けた才能を見せる人達は、世間から期待されたり特別な扱いを受けたりするものです。
が、
才能だけあっても実は大した意味はなく、
結局のところ、才能を世に活かすためには、
長い目で見て、才能を持った人がそれ相応の「人間力」を得ることが必要になって来ます
それに、
人類の存続の為には「才能
」はもちろん無くてはならない要素なのですが、
「100年に一度の天才のひらめき
」を、みんなでただじーっと指をくわえて待っていても、世の中は一向に良くならない
今を生きる私達一人一人が少しでも各々の「人間力」向上させることが不可欠なわけです
それにしても、
「人間力」（人間性）って、一体どういう能力のことなのでしょう？
我々は一般的に、幼子
や青少年
への褒め言葉として
「活発だ
」 「利発だ
」 「可愛い
」 「心優しい
」 「感性豊かだ
」 「将来性溢れる
」
などの表現は使っても、
「めっちゃ「人間力
」のある子供」
とは、フツーは言いませんわな（笑）
つまりは...
「人間力」を獲得するには、それなりに人生経験を積む必要がある、ということ。
言い換えれば、
「人間力」は、「才能」や「運」とは違って、誰でも生きているうちに努力すれば身につけられる能力、なんですよね
人間が、人生経験を積みながら獲得してゆく能力、というと、、、
「学習能力」 「コミュニケーション能力」 「共感力」 「持続力」 「忍耐力」 「言語能力」 「自己管理力」.....
もうそれはキリがないほど色々ありますよね〜〜っ
こんな、数限りない能力を、やる気さえあれば獲得できちゃうなんて、、、
人間の可能性って素晴らしすぎる
私は元来怠け者でして（笑）、あんまり「努力」とか得意じゃないんですが、、、
でも、色んな事にチャレンジするのは好き
だし、
色んな場所に行ったり人に会ったりして刺激を受けるのもワクワク
するし、
最初は出来なかったことが練習しているうちにだんだんできるようになる快感には、クセになる程ハマってるし、
失敗して、そこから「何が良くなかったかな」と反省して学びを得るのは楽しいし、
自分の中に、良くも悪くも日々新しい感情が芽生えるのは嬉しい驚き
だし、
結構人生エンジョイしてる方だと我ながら思います
多分、「成長すること」がとっても好きなのかと
そんな私にとっての「人間力」とは、
「限りある命だと認識しつつ、人間としての可能性をフルに稼働しながら濃密に生きることのできる力、そしてそれを慈しむ能力」
なのかもしれません
そして、
優れた芸術作品というのは、
時代や世代、国籍や文化の違いを超えて
私達の「人間力」を更に向上させるための気づきや、前に進む勇気や、命有る事の喜びや、
そして何より
「愛」について、
多くの示唆を与えてくれる、人類の宝物だと思っています
そんなお宝に囲まれて、楽しく生きていられる事に、只々感謝
2022年ももうすぐ終わりを迎えようとしていますが、、、
去年と比べて、少しは「人間力」上がったかしら、ワタシ？
少しは成長できていると良いな、と願いつつ、とりあえず明日の演奏会に全力投球しま〜す！
