毎日忙しくてなかなかブログを書く時間が取れぬまま、気がつけばもう10月も終わりガーン 

 

こうやって、あっという間に人生は過ぎ去ってゆくのね。。。イチョウイチョウ 

 

などとしみじみしつつ、、

 

めげずに続きを書きまする!

 

 

 

数日間のパリ滞在を楽しんだ後、

 

TGVに4時間ほど乗って、最初の目的地、南仏のトゥーロンへ向かいました新幹線前




 

今回トゥーロンへ赴くことになったのは、私が作曲家として携わっている新作オペラ「パドレ」の打ち合わせのため。

 

トゥーロンは、マルセイユとニースのちょうど中間に位置する、地中海沿岸の港町です波

 

港、と言っても、、、

 

マルセイユのような「庶民的な漁港」でもなく、

 

ニースのような「観光客の溢れるリゾート地」でもなく、

 

まあ、ぶっちゃけたところ、

 

「海軍の基地」、なのでありますアセアセ

 

オランダのハーグから移動した私は薄手のセーターにロングのダウンジャケットを着てたのですが、

 

トゥーロン駅から一歩外に出ると、

 

そこはもう、、、真夏晴れ晴れ

 

みんな半袖や袖無しの格好で歩いてるしタラー

 

とりあえずは、大汗をかきながらホテルにチェックインし、夏服に着替えるTシャツ

 

その後、迎えに来てくれた、「パドレ」の脚本家のジャックさんに連れられて、街をぶらぶら歩きました照れ

 

いわゆる南仏プロヴァンス・コートダジュールならではの、強い日射しにヤシやしの木の街路樹、所々に美しい噴水があって、それを取り囲むようにせめぎ建つカフェやビストロで、人々がのんびりくつろいでる、、、平和な街。ニコニコ

 

南仏って、やっぱりいいよね〜〜〜ラブラブ









 

港にたどり着いたので、ジャックさんの提案で、フェリーに乗ってトゥーロン港を1周することに船





 

オフシーズンだったので、お客さんも数人ほどしかいない中、フェリーの運転手兼ガイドの兄ちゃんが色々説明してくれるんだけど、、、

 

「今、右手に停泊しております軍艦N-230は、収容人数が1800人。」

 

とか、

 

「左手にあります港は、潜水艦の停泊地となっておりますが、本日は潜水艦の姿が無いようです。」

 

とか、

 

「軍艦」の話ばっかりやんけアセアセ

 

それはそれで面白かったし、隣に座ってイチャイチャしてるカップルには「軍艦W-341の戦闘能力」の説明も「核シェルターとして8000人を避難させることができる大型軍艦」の説明もロマンチックに聞こえてるみたいだったチュー






 

それにしても、フランスの軍隊って凄まじいよなぁ〜。。。びっくり

 

毎年7月14日の革命記念日(いわゆる「パリ祭」ですね)には、凱旋門周辺で、フランス全国はもとより、フランスが管轄する世界中の陸軍と空軍の軍隊が総結集して大パレードをするのだけど、

 

これがもう、、、

 

想像を絶するスゴさなんですよガーン

 

騎馬隊、落下傘隊、山岳隊、雪山部隊、犬部隊、、、

 

いろんな分野のエリート部隊が大集合し、空にはありとあらゆる飛行機がゴォ〜飛行機っと飛びまくる驚き

 

あのパレードを見るたびに「フランスだけは絶対に敵国にしたらアカンアセアセ」って思うんですけど、、、

 

フランス、実は海軍も凄かったのね。。。

 

 



 

 

そんなこんなで、初日を楽しんだ後、

 

翌日は、今回の眼目であるトゥーロン歌劇場の総支配人との話し合い。

 

トゥーロン歌劇場は、パリのオペラ座を設計したシャルル・ガルニエ氏監修のもとで建造された、宝石のように美しい劇場なんですよびっくりマークラブ

 

ただし...老朽化に伴う改修と、狭すぎるオケピットの拡張、非常口など安全性の確保のため、来年から2年間閉館するそうです。

 

リニューアルオープン後が楽しみですね照れ

 

(ちなみに閉館中もオペラ公演自体は、周囲の別な劇場にて継続されます)

 

そんな歌劇場の総支配人に今年の9月から就任したジェロームさん。実は私、7月にお会いしたばかりなんですよね。

 

というのも、、、

 

彼は、エクサンプロヴァンス音楽祭の中に創設されている「アカデミー」の責任者、なのですよ。

 

なので、私が7月にエクサンプロヴァンス音楽祭で初演の指揮を担当した新作オペラの公演も、観に来てらっしゃいました。

 

そういうわけなので、色々と話も弾みましたびっくりマーク




 

和やかに話し合いが終わった後、「今晩の「トスカ」公演、聴きにいらっしゃいませんか?」とジェロームさんからご招待照れ

 

もちろん!楽しませていただきましたよ。




 

正直言って地方の劇場だし、あまり期待していなかったのですが、、、

 

これが予想外に素晴らしい出来、だったのですびっくり

 

まずは演出が素晴らしい乙女のトキメキ

 

非常に(今流行りの)ミニマリストなコンセプトでありながら、演出家のメッセージ性とストーリーのドラマ性がとても明確に伝わって来ました。

 

何でも、若いイタリア人の女性演出家、のようですね。。。

 

そして指揮者も素晴らしいおねがい

 

とても作品を熟知していて、ポイントの押さえ方と、歌手のエスコートが絶妙飛び出すハート

 

こちらも若いイタリア人マエストロだったようですニコニコ

 

それから、、、

 

主役の「トスカ」役のソプラノと、悪役(?)のスカルピオ役のバリトンが、めちゃくちゃ良かったハート

 

トスカは、オケの音量をものともしないパワフルな声で、気の強いトスカの性格にぴったりな感じ。

 

スカルピオは、演技の上手さがピカイチ!!






 





大満足してホテルに戻り、一人ラウンジでワイン飲んでたら、、、

 

そこに、トスカとスカルピオがやって来たびっくり

 

同じホテルに泊まってたみたいですね。。。

 

トスカさんは、サンドイッチをもぐもぐ食べながら、

 

スカルピオさんは、家族に携帯で電話しながら、

 

2人仲良くポーランド語を話しながらラウンジでしばらくのんびりしてました。

 

もちろん、私も「ブラヴィ!!素晴らしかった!!」と2人を称えましたとも照れ

 

 

そんなこんななトゥーロンでの2日間、でしたびっくりマーク

 

さてっ!次なる目的地は、、、、

 

オーヴェルニュ地方、クレルモン・フェランですウインク

 

(次回に続く)