映画「スーパーマン」(2025年)を鑑賞する!
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガンを監督に迎え、新たに始動したDCユニバースの幕開けとしてDCコミックスを代表するスーパーヒーロー“スーパーマン”を主人公に贈るアクション・アドベンチャー超大作。主演のスーパーマン役は「Pearl パール」のデヴィッド・コレンスウェット。共演にレイチェル・ブロズナハン、ニコラス・ホルト。相棒のスーパードッグ“クリプト”とともに愛する地球と人々を守るために身を粉にして奔走するスーパーマンの活躍と、彼を憎む天才科学者にして大富豪の宿敵レックス・ルーサーとの過酷な戦いの行方を、ユーモアを織り交ぜつつ圧倒的スケールで描き出す。
<allcinema>
この監督の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年)が大好きで、この映画も期待して観ました。まあまあの出来ですわな。(さっきレビューをちらっと見たら、「傑作」と書いてあった。)
スーパーマンって、ヒーローとしては影がなさ過ぎて私には面白くない。石ノ森章太郎のヒーローがいつも心に傷を負うている(おそらく、作者自身の投影)のと対照的。私は後者の方が好き。
「スーパーマン」(1978年)が大ヒットしたのは、ベトナム戦争の後遺症でネガティブなアメリカ像ばかりの映画で作られたその反動だったように思う。F.コッポラは、「私が私財を投じて、アメリカ
の良心の為に作った「地獄の黙示録」より「スーパーマン」のほうが評価が高いとは
」と嘆いていた。みんな、暗い話にウンザリしてたんでしょうね。
因みに、両作品ともにマーロン・ブランドが出ている、高いギャラで^^
あんまり関係ないけど。。。
その後「スーパーマンの呪い」なのか、主演のクリストファー・リーヴが夭折して、ますますこの映画の人気は高まった。
こんな映画も作られた。「スーパーマン・リターンズ」(2006年)ブライアン・シンガー監督
わたしは、こちらの映画が一番が好き。
今回の映画は、1978年版を踏まえて作られたように思う。スーパーマンの幼年時代とか、彼の正体はクラーク・ケントだとか、ロイス・レインと恋に落ちたとか、悪役は天才科学者ルーサーだとか、誰でも知っていることは、皆端折っている。
いきなり、スーパーマンが負けてしまう処からスタート。今回は、あんまり強くない。そこは好感が持てました。
スーパーマンのライバルが"ウルトラマン"だとか、KAIJUの登場だとか、日本ヲタクのジェームズ・ガンの面目躍如。それはそれなりに面白いんですが、ちょっと全体的にSF的すぎるように思える。
こういうヒーロー映画は作るのが難しいでしょうね。随所に工夫の跡がみられます。ユーモアも満載。スーパーマンとスーパードック(?)の奇妙な掛け合いは、大谷翔平とデコピンのパロディか?と思ったんですが、そうではないらしい。
別に文句付ける筋合いはありませんが、特に「傑作」とも思いませんでした。