今頃、映画「アナライズ・ミー」を鑑賞する!
1999年 アメリカ
ニューヨークで強大な力を誇るマフィアのボス、ポール(ロバート・デ・ニーロ)。彼は最近、原因不明の息が苦しくなるストレス性発作に悩まされる。立場上、一刻も早く治したい彼は、やむなく精神科医のベン(ビリー・クリスタル)のもとを訪れる。ありがたくない患者にとまどう気弱なベン。しかし、いつしか二人の間には友情めいたものが芽生え始めていく……。
<allcinema>
ロバート・デ・ニーロ主演で、マフィアもので、コメディとくれば、当然「ゴッドファーザー」(1972年)やら、「グッドフェローズ」(1990年)のパロディを期待する。そして、その通りでした。
アメリカ人が信仰する精神分析は、手の込んだインチキ、金持ちのお遊びだと私は思うんです。そこをついたら、もっと面白いコメディになるはずですが、少なくともこの映画の製作者は、そのインチキを信じている。それでも、結構笑えました。
「ゴッドファーザー」の、マーロン・ブランドが、敵に狙撃されるシーンのパロディは爆笑 そのほか、それらしきシーンがたくさん出てきて、もう「ゴッドファーザー」って、みんなに愛され尊敬される古典なんだよな~と痛感します。
ユダヤ系のインテリと、粗野なイタリア系のマフィアの価値観の齟齬を楽しむお話でしょうが、ちょっと上滑りな部分も。私には判らない笑いのツボも沢山あったんだと思いますけど。ロバート・デ・ニーロが、一人でセルフパロディを楽しんでいるというきらいもあります。
まあ、映画好きの為の映画でしょうね。
チャズ・パルミンテリは、大好きな役者さんですね