seniorty system と merit system その1
「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。
だが、希望だけがない」
1990年に狂乱のバブル経済が崩壊して30余年。
衰退の一途を突き進む日本社会。(と私には思える。)
「変革!」「変革!」の声は姦しいけれと、
一向にその効果は表れていない、(と私には思える。)
小泉純一郎の「痛みを伴う構造改革」と言うキャッチフレーズに
9割近い日本人が賛同したのも、
イギリスのサッチャー夫人が断行した
経済改革の再来を夢見たのでしょう。
(みんな、金儲けのことしか考えていない^^)
で、「痛みを伴う構造改革」って、効果があったのでしょうか?
「アベノミクス」はどうなのよ~?
私の尊敬する中根千枝さん(←こればっかり)は、
インド・中国・欧米の社会を、merit system
日本のそれを、seniorty systemと峻別しておられます。
つまり、根本的に原理が違う社会。
「知ったところで、変えようがない」(村上龍)のだと私は思います。
日本は、「年功序列」seniorty systemによって、
1990年まで破竹の勢いで経済的成功を収めた。
で、おなじseniorty systemによって、衰退していく。
これは、変えられない。そういうことを、誰も論じない。
詳しくは、次回に。