TODAY'S
 
千葉県夷隅郡 

 

 

関東の人でもあまり馴染みのない土地ですが、ここは大多喜城という知る人ぞ知るお城があります。

 

 

 

 

 

 

房総半島を東西に横切る首都圏中央連絡自動車道を走れば東京からでも神奈川からでも比較的簡単に行ける場所です。大多喜城は豊臣政権下で徳川家康が関東に封ぜられたときに、徳川四天王の一人本田平八郎忠勝がこの地を収めました。

 

 

 

 

 

 

 

天守閣はもちろん復元です。城郭は今よりはるかに広い範囲で大多喜の街ほぼ全部がそうだったようです。しかし天守閣はこの数年クローズされていて、昨年の大河ドラマの『どうする家康』は稼ぎどきだったはずですが、それをもスルーしていまだに閉めたままです。どうしたんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

この日は3/28、東京で開花宣言が出るか、出るかと大騒ぎして結局出なかった日です。この大多喜城も桜がさぞ美しいことでしょうが桜の蕾もまだ膨らみかけていると言うかんじです。

 

 

 

 

 

 

天守閣には入れませんが展示室へ。やはり本田平八郎忠勝といえば鹿の角の兜ですね。

 

 

 

 

 

 

この関東への移封で家康の家臣はことごとく城持ち大名になりましたが、見知らぬ関東の地での大名生活は心細かった事でしょう。家康は関ヶ原の戦勝で東海から近畿にかけての領地を取り戻し、本田平八郎は伊勢の桑名城に移封します。現在の愛知県生まれの平八郎にとって現在の三重県は地元に帰ったような安心感があったに違いありません。

 

 

 

 

 

自動販売機にはおたっきー。天気が良く桜でも咲いていれば違ったのでしょうが、何か何もかも寂しく感じる大多喜城でした。この週末は桜が咲いていますように。