昨年の夏、『鎌倉殿の13人』ゆかりの地巡りをしていた時、静岡市清水区にある梶原山に訪れました。梶原景時終焉の地が梶原山なのですが、その梶原山麓の街が瀬名です。もう静岡で瀬名と言えば家康の正室である築山殿の少女期の呼び名、瀬名姫と無関係な訳がないと思っていましたが、調べるのは後回しにしていました。

 

 

 

これは瀬名病院から梶原山に登る道。病院名も瀬名。もう瀬名だらけ😅 これは何も瀬名に乗っかっているわけではなくそもそもの地名が瀬名だから、当たり前すぎる話でした。家康も今川家の人質時代はこの瀬名で鷹狩りをしたと言われます。

 

 

 

梶原山に登る途中の道から見下ろす瀬名の街。瀬名姫は渡部篤郎さん演じる関口刑部の娘ですが、関口刑部の館がこの瀬名にあり、瀬名姫はそこで産まれたと言われています。関口刑部の妻、つまり瀬名姫の母が今川義元の妹と伝承されていますので、瀬名姫は今川義元の姪にあたります。

 

 

 

これまでの歴史物語で瀬名姫は高慢で嫌な女に描かれがちでしたが、今回は有村架純さん演じるカワイイ瀬名姫で、イメージが変わりそうですね。しかし『鎌倉殿』同様、悲劇の前振りでもあることだけは覚悟しないといけません。