太宰府天満宮を後にして、大分県の中津に向かいます。その中津へ向かう途中、福岡県飯塚市に立ち寄りました。飯塚市は福岡県№3の市で、過去には炭鉱の町として栄えた街です。その炭鉱の町を象徴する人物の一人が、伊藤伝右衛門。筑豊の炭鉱王と呼ばれた人です。旧伊藤伝右衛門邸へ。
 
 
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筑豊の炭鉱王と聞いてピンときた方もおられるでしょう。そう、「花子とアン」で、吉田鋼太郎が演じる嘉納伝助のモデルになった人が伊藤伝右衛門です。そして嘉納伝助といば仲間由紀恵が演じる奥様の蓮子さま。この方も伊藤伝右衛門の奥さんだった、柳原白蓮がモデルで、白蓮も十年間この伊藤伝衛門邸で過ごしました。50歳で25歳の白蓮を花嫁に迎えることになった伝右衛門、かなり力を入れて屋敷を改築したらしいですね。
 
 
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お金持ちの旧宅、といえばそれまでですが、それにしても大きくて立派な屋敷です。現在は飯塚市が保有しているらしく。驚くほどきれいに整備されています。
 
 
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第18回いいづか雛のまつりが、伝衛門邸で実施されています。本座敷に毎年テーマを変えて500体から800体の座敷雛が飾られますが、平成30年のテーマは「雛が見た日本のまつり」。全国のお雛様を一堂に集めたらしいです。よろしければ拡大してご覧ください。
 
 
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こちらが蓮様、いや柳原白蓮が使っていた、2階のお部屋です。花アンの通り、伝衛門と白蓮の間は冷え切っていたようです。
 
 
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しかし、吉田鋼太郎が演じる嘉納伝助はずいぶん野暮ったいですが、伊藤伝右衛門はビジネススーツが似合うオシャレな人という印象ですね。
 
 
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庭が素晴らしいです。先日、名古屋で見た徳川園より素晴らしいと思いました(;'∀')
 
 
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「花子とアン」の、もう一つの物語を垣間見た気がします。