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1976年12月日本発売、『カッコイイ』『男前!』そういう表現がぴったりのジョージのアルバム。

ビートルズのほかの3人に比べて新し物好きのジョージ。

そういう柔軟さ、センスのよさもジョージの魅力だけど、このアルバムでの1つ1つの曲の出来の良さは抜群だと思うなあ。

当時は『サタデーナイトフィーバー』からのディスコブームで、しょっぱなの「僕のために泣かないで」からチョッパービンビンのベース。

このベース、山下達郎の「BOMBER」に似てるなあ。当時この手のサウンドは多かったけど、まあ多少なりともインスパイアされてませんか、ビートルズは苦手なはずの達郎さん^^;

ヒットシングルの「This Song」も今聴くとすごく明るくて新鮮。

「True Love」はグレース・ケリー&ビング・クロスビーのカバーだけど、いい感じだよねえ。こういうカバーはポールやジョンでなくジョージがぴったりハマリ役。シンガーとしての個性アピールしてるね。

「Pure Smokey」は前作『Extra Texture』に入っていた「Ooh Baby」によく似た雰囲気を持ってるけど、どちらもスモーキー・ロビンソンへのオマージュ。ちょっと疲れた時に聴くと肩の力が抜けてしまうような癒し系のサウンド。

このアルバムを聴いていたのは高校生の時の冬だったかな。

音の良くないオーディオで聴いていたからサウンドの細かな部分って分りづらかったけど、デジタルリミックスされて2004年に再販。

通勤途中にヘッドフォンで聴いていると、ジョージの曲作りの上手さ、シンガーとしての円熟味をしみじみ感じる。