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今月9日の月曜日、ハッピーマンデーで朝寝がゆっくり出来たのであるが、寝起きと共にラジオをつけて東京FMを聴いていると、『EAT AT HOME』が流れていた。

寝ぼけながら聴いていたが、朝のひと時に実にマッチした曲だ!

この曲はシングルカットされたが、大ヒットには至らなかったと記憶している。

それでも実にポールらしいメロディの親しみやすさ、ノリの良さ。

この曲が収められた『RAM』は、アナログ盤が手元にある。

こうしてみると歌詞カードに時代を感じさせるが、レコードってのはずいぶん場所をとったもんだね^^;

アルバム自体は、前作『McCartney』同様、決して高い評価ではなかったようだ。

確かに、素人が聴いても前作は好意的なケチがいろいろつけられたと思うが、今こうして聴いてみると、『McCartney』と『RAM』ではクオリティに天地の差があると思うのだが・・・

ポールって、なんだかBEATLES時代の『Hey Jude』や『Yesterday』以上の曲を出さないとまともに評価されない、ずいぶんキツイ立場に居たようだねえ。

このアルバム、確かに名曲といえるものは無いにしろ、アルバム『Let It Be』やホワイトアルバムのポール作品に匹敵するものばかりと思うんだけどなあ。

『アンクルアルバート~ハルセイ提督』はポール独特のメロディの甘さがあるし、『Ram On』も一歩間違えれば前作の二の舞を踏むところだが、そこはしくじらずに丁寧に仕上げている。

『故郷の心』なんてアコギを使わせたら右に出るものの居ない、ポールの真骨頂だよねえ。

『Eat at Home』は大ヒットしなかったにしても、ポールの作品の中では傑作のひとつだと思う。
「And in the morning you bring to me らぁー・あーっ・あ・あ・あー・あっ・あ・・・・」ここなんて、ポールにしか出来ないメロディだよね、最高!

このアルバムジャケット、ジョンが皮肉った写真を『Imagine』のおまけにつけてたね。ジョンに言わせれば、『ポールだってけっこう分りにくいところでやってんだぜ』との事だけれども、特にこの『RAM』では、それと思わせる歌詞の唄がある、確かに^^;


君の事を親友だと思っていた。

それなのに君は僕を裏切ってがっかりさせた
     
(3Legs より)