ある日のすみえちゃん秘話。

ども。あほせぶん＠今年６月に米寿を迎えた、実家のばあちゃん・すみえちゃんの話。

高齢なのに 　さらに高齢な認知症の94歳よしおちゃんと一緒だから　精神的・体力的にも大変である。

足元がおぼつかないよしおちゃんが転んで倒れて　その下敷きになって怪我をしたり。

そんな高齢夫婦を　

グッスリンおよび叔母二人が交代でみる生活がもう長い事続いているわけだ。

とある夏の日のすみえちゃん。 外出先で よしおちゃんの大好きな桃を購入した。

そこで隣にいた　見ず知らずの婆さんに突然話し掛けられたそうだ。

「あんた、100円出しなさい！(ﾟДﾟ)」

なんでも 　

20本ついたバナナ一房を200円で売っていて

欲しいけどそんなに食べられないから 100円ずつ出して半分わけしたい

という理由だったそうだ。

気持ちわからんでもないが・・・見ず知らずの人にいきなし金出せなんて(;゜;∀;゜;)

しかし そこは心優しいすみえちゃん。

家にバナナがたくさん残ってる事を知ってはいたが

「100円ならいいか・・・」と快く１００円出したそうだ。

桃とバナナを抱えた、帰り道のすみえちゃん。

地下鉄を降り 　運動のためとあえてエレベーターを使わず階段を登ったところ

最後で体力尽き、 階段で転んで怪我をしてしまった。

見ず知らずの方が助けてくれたそうだ(｡´Д⊂)

すみえちゃんはその時 痛みに耐えながら　何故か瞬時にこう思ったそうだ。

「これは全て、桃を持ってたせいだ！」

予定外に買うハメにあったバナナのせいじゃないんですか？(;゜;∀;゜;)

かくしてすみえちゃんは　助けて下さった見ず知らずのその方に

その場で桃をあげて帰ってきたのだ。 よしおちゃん桃食えず(;ﾟ;Д;ﾟ;)

結局実家に残されたのは、大量のバナナ。

黄色で満たされた仏壇とは奇妙なものである。 風水的にはどうなんだろう

桃じゃなくてバナナあげれば良かったのにと　皆口を揃えたが

「転んだのは桃のせい」ってすみえちゃんが思った以上 桃のせいなんだろうね（;´Д｀）

しかし　 この話にはオチが待っていた。

見ず知らずの婆さんに１００円出して　

10本ずつ分ける事で同意し購入したバナナ

何度数えても

９本しかなかったという

( ﾟ∀ﾟ)ﾌﾞﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉ ＼ / ＼/ ＼

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