昨日は四ッ谷にて、カナエールの夢スピーチコンテスト東京大会の審査員をさせて頂きました。



カナエールとは、児童養護施設から社会へ巣立つ子供達を応援するNPO法人Bridge for Smileが運営するスピーチコンテストですカラオケ

(審査員の皆さんと小雪ちゃん、奈良橋陽子さん、豪田とも監督、土田院長と、出場前の子供達に応援メッセージを伝えました)



書類選考と面接を経て、スピーチコンテストに出ることになった10人のカナエルンジャーは、大学に進学する金額の、一部の支援をして貰えます。


この支援は、金額が重要なのではなく、バイトでそのお金を稼ぐ時間を別のことに使えるように…という時間のプレゼントを目指しています。


カナエールに出場するメンバー【カナエルンジャー】の10人は、サポートする大人エンパワメンバー3名と、120日間に渡ってオリエンテーションやVTR撮影、スピーチトレーニングを経て、


社会に出て、夢をかなえるために、どんな職業に就いてどんなお役に立ちたいか、という夢をスピーチします。



児童養護施設に入所した子供達は、みんなそれぞれに家族と離れて暮らすに至った、それぞれの生い立ちや事情があります。



子供は親を選べない…いろいろな感情、傷を心に持った子供達が、自分と環境や過去と向き合い、乗り越えようとつとめ、


愛情を持った大人や友逹と触れあうことで、気づき、学び、成長し、


支えてくれた人々への感謝の気持ちから、その感謝を誰かの役に立てたい。。という夢を持ち、その夢を語る姿に

心に力を頂き、人生を見直すきっかけを頂きました。

子供達の言葉は、様々な感情の経験を経て、その経験を
【他の誰かの笑顔のために役立てたい!!誰かの心に寄り添いたい!!
という愛情いっぱいの言葉ばかりでした。



【人の心は人の愛でしか癒せない】



それを経験し知った子供達の、涙ながらの強く優しい言葉の力。


私たちは何かと、今在るものを当たり前に享受しがちですが…


当たり前に過ごしていることは、当たり前ではないんだ…

沢山の人の思いやりや支え合いで社会は成り立っているんだ…という気づきを頂きました。


カナエルンジャーのような
【自分の経験を生かして誰かの役に立ちたい、社会と心で手を繋ぎたい!!
という夢を持つことが、本来の優しい愛情を持った人間らしさであり、そんな大人が社会に溢れたらどれだけ平和になるだろう…と。


勇気を振り絞り、自分を語るカナエルンジャーの姿に、ずっと目頭が熱くなりっぱなしでした。



私は、審査員なんて立場ではなく、カナエルンジャーの皆さんから【生きることの勇気と意味】を気付かせて貰い、教えて貰いました。


今日という日とカナエルンジャーの皆様に、感謝しかありませんラブラブ



人の役に立ちたい!!という純粋な夢を、環境で諦めさせてはなりません。




私も、兄弟で力合わせて学校に行った経験から、親の力を得られない環境にある子供達の希望進路を妨げるお金の問題や進学選択の悩みは、他人事ではありません。



児童養護施設で育った子供達の社会支援をサポートするために、カナエールNPO法人Bridge for Smileの支援を精一杯させて頂きたいと思います