アニフェス、第二弾

今回は会場とのコラボ。熱かった

とっとこはあんな難しいコールがあったんだね。おジャ魔女のピアノが間欠の右手のみになったところの手拍子も完璧。抜き打ちテストパーフェクトですか

ピアノ一台で会場を盛り上げる。

一時、リアルスポーツ観戦にハマっていた時があったから、会場の高揚が良くわかる。ステージ上での熱いドラマがあってこその観客の盛り上がりなのよ。

何が良かったって、ニコ超のキャッチがそこにあったこと

ひとり残らず主人公

 

一見「一体感」と一言で表したくなるところ、動画の作りがうまいわ。一人一人にフォーカスするところと全体の雰囲気を見せるところ、一つ一つのシーンがよく考えられている。全体で見ると一体感なんだけど、各自が各々の楽しみ方で自由に楽しんでいる。それが伝わるから、いいなーって思うんだろうね

カメラ多くて編集大変だったろうけど、これは一人では成し遂げられない奇跡のコラボ、一大エンタメ。こだわりぬいて作った納得の一品になったのでは。

選曲、演奏、それに応える会場、すべてのパーツがかみ合い最高の演出だったと思う。ステージを任されたものとして役目を果たす。見事でしたわ。

 

 

 

Y1の件

ネットピアニストがちらほら詣でてるね

SNSに流れてきたものしか目にしていないので全部ではない。そもそも全部がわかってないけど。

同業者と言う言葉で括っておくが、ごく一部を除いて、明示的に赴いたことを発信してはいない。

ちょっとそのことを考えてみた

 

発信する、しないについて

ネットピアニストとしてどちらが得か

周りがどう見るか?という視点と彼がどう見るか?という視点の2つ

 

周りがどう見るか?

周りと言っても、大きくは彼のファンとそれ以外にわかれる

それ以外はまぁ特に気にはしないであろう

彼のファン、であるならばY1での演奏は気になる。動画が出てたら見ちゃうよね。でも、単に彼の名前やY1だけを”使う”のであれば、便乗商法に見えてしまうこともある

 

発信するのであれば、そう言ううがった見方をさせない、彼のファンにも好意的に受け取れる「うまい」見せ方が欲しい。周りの反応がどうこう、という数字を狙ったシーンや説明はいらん(あくまで彼ファン視点ね)

彼の名前やピアノを一切使わずに動画を出すのであれば、特に言うことなし(スルー)

 

こういう”使える”場面をいかに有効に使って行くかだよなー。そういうところに労力、頭をさかないとビジネスとしては発展していかない。世の中の多くの趣味の人と変わらないレベルのことをやっていたら。と、「演奏家」が食べていけない現実を余計なお世話視点で見ておりました。

 

 

もう一つの視点、彼がどう見るか?

彼は明らかにネットピアニストとは違う路線を進もうとしてる。だからなのか、もともとなのかはグレーだが、同業者とは一線をひいている。つるむこともないし、交友関係も、少なくとも見えるところではない。

これは「彼側」のスタンス。望めば他のネットピアニストと同様な活動、交友関係は築ける。そこに高い壁を打ち立てているのは彼の方。

今の立ち位置からして、彼の方からの歩み寄りがなければ、絡みづらいはず

ということを踏まえると、同業者側からは距離感近く見える行動は取りづらい

 

なかなかムズイ問題だね

ここは彼の顔色を見るかな。となると、大々的には彼の名前を使わずさらっと某都内ストピ扱いで動画を出すか

若干1名グラサンかけて若干なりすましが入った動画があった。フォルムが違うからファンはだませないけど、現地で見ている人の中で彼を知っている程度の人だったら騙されるかもね

もう一つは「便乗」と言っても別な便乗。アーティストのライブ前、そのアーティストのファンを狙ってのストピ動画

 

ちょっとそれるけど

同種シリーズモノ、結構多くあるよね。さいたま新都心だっけ?スーパーアリーナでのライブ会場近くの駅ピアノ。アーティストのファンが集結するのだから集客力バツグン。一方、通常の駅利用者に迷惑をかけるというので物議をかもしていた。

配信者側の意図は十分わかるけどね。おいしい状況、数値も取れるコンテンツ

でも、リアルもネットどちらも「部外者」からするとどちらかというとネガティブな印象を持つ人も少なくないだろうね

ま、違法ではないし、そういうリスクも織り込み済みで勝負に出てるのだろうから、お好きにですが。最終的にはルールと言う形で、自分の首を絞める方向にブーメランするのではと思うが

 

 

まとめると、

同業者の詣でについて。絡みがないかもしれないが、彼はこの日本でストピをバズらせた先駆者として、また「演奏者」としての成功をつかんだトップランナーとして、同業者から注目され常に意識される存在であることは事実

そういった背景があっての、続々の詣でとなっているのかと思う。

また、同業者たちのY1関連の発信については、彼のファンとしてはウォッチかな

最後の休日も大盛況のようでなにより。彼の影響力の大きさを改めて感じる

 

 

 

で、

 

 

イエイ!

 

音、めちゃくちゃきれいでした。

吹き抜けがいい反響になっているんだろうね。言われるとおり、キラキラした音でペイントにマッチしていた

ペイント、思っていたのよりずっと落ち着いた色合いでした。写真や彼の動画で見ると、ビビットな感じかと思っていたんだけど。むしろ淡い色合い。写真映えもいいけど、生で見ても好印象だった。

 

いろいろな演奏を聴いてきた。まさに老若男女、ジャンルも様々

クラッシック、ポップス、ゲーム音楽(子供)、アニソン、映画音楽、ボカロ、、

面白いことに皆音が違うんだよね。これがピアノのポテンシャルか、と思って

 

アニソンが良かったかな。このピアノにマッチしていたというのと、クリアでテンポよく弾いていたので音の鳴り方、響き方も良かった。

クラッシックは弱音が聞こえなくなるので、ストピで弾くのは曲によっては向いていないものもある。後、飽きる。きらきら星とかトルコ行進曲とか誰もが知っているような曲だったらいいんだと思うけど、練習曲であったりピアノやっている人しか知らんと言った曲は、聴いてて面白くない。うまいかどうかの前に

 

一方、ポップスやアニソンの場合、後ろを通り過ぎる人が結構な割合で口ずさんで歌ったりしていた。立ち止まって聴かずとも楽しんでいる様子が伺えた

ああいった不特定の人が集まる場では、万人受けするポップスやアニソンが強いね

ハ○ミちゃんが人気なのわかるわ。ま、彼なら東方とかコアなゲーム曲とか弾いちゃうんだろうけどね。それでも足を止めさせる力があるっつーのはすごいこっちゃです。

 

音は、半径5mくらいかな、ちゃんとすべての音が拾えるのは。店内BGMやアナウンスがあったり、人の話し声などそれなりにいろんな音があるから、いくらピアノの音が大きいとはいえかき消される。

少し離れると、弾き方や曲によってはすぐに聞こえなくなる。子供の遊びでバンバン弾いているような音なんかも、そんなに気にならなず。力が弱いからだろうね。

駅構内でグラピとか、20mも30m先にも響くような音響の場所だったら、ストピ騒音問題が勃発するのかもしれないけど、商業施設の環境はそういったことが起こりにくいように思う。

順番待ちして演奏したり、交代時の間に写真を撮ったり、係の人はいなかったが、客同士が融通きかせながらうまく運用していたよ

 

ステージみたいで気持ちいい、と言うSNSを見たが、わかる

解放感ある空間でキラキラした音のピアノ、観客

趣味でもっぱら家で一人弾くだけ、という生活をしている人にとっては、こういう場が気軽な発表会の場となっているんじゃないかな

いいと思うよ。それなりに弾ける人も多いしね。

ただ、子供の滑り台状態になっていたので、弾き終わったらすぐ再度順番の列に並ぶを5回くらい繰り返すみたいな。ずっと聞いている側からすると別なモノを食べたいという気分にはなったが。でも、大抵は通りすがりにちらっと耳を傾ける程度なので、またかとは思わないだろう。ま、ええんちゃう

 

演奏者が途切れた瞬間にさっと1枚だけ正面から写真を撮った

Y1に正対する自分。ピアノと自分の間には何も存在しない

ピアノにも椅子にも触っていない、1.5mくらい離れたところから正対しただけ。なんとも表現しにくいが、うわぁ、、っと込み上げてくるものを感じた。

たった数秒なのに、ピアノのオーラにやられたというか、まるで彼と正対しているような気分になった

傍から人が弾いているのを見ている時には感じなかったんだけどね。そんな感情が湧き起こるとは想像はしていなかったので驚いた。手元にある1枚の写真を見る度にその感情が蘇る

 

マニア、オタクな人の気持ちがちょっとわかった。この高揚感、神々しさを感じるのはファンだからなんだろうな

感情をゆすぶられる体験もでき、実際に見て、音が聞けてほんとうによかった

東京ガーデンシアターなー、行けなかったこと改めて悔やまれる。このピアノ、生で彼の演奏を聴いてみたかった