GW真っ只中。街はすっかりコロナ前に戻ってきている

とはいえ、この約3年間で一変した生活スタイルや着るもの、行動様式がすぐに「元通り」、とはならないかな

 

特に着るもの。まぁ靴のせいだな、靴がスニーカーやウォーキングシューズなどカジュアル中心になったのでそれに合わせて着る服も変わった。この休み中も15着ほど処分。コロナ中も徐々に減らしていって気づけばクローゼットがガラガラになっていた。そこで久々にまとめて補充。靴やかばんも購入。ちょっとした満足感

Newは気分が上がりますな

 

今日は天気が良かったので新宿へ

レストランが目的で、その前に新宿御苑を散歩

初新宿御苑。何時でも行けるというのと庭園というのにこれといった目的がなく、1回も行ったことがなかった。

桜の時期は有名だけど、今は時期外れ。にも拘わらず多くの人、またもや半分は外国人かな。

 

広かったわ。入り口には人、めちゃくちゃいたけど、中は全然ガラガラ 思い思いに散歩やレジャーシートを広げてくつろいでいた。

自然、開放的でいい空間だったな。今度はレジャーシートもってまったりしに来ようと思った。季節問うけど

 

その後目的のレストランでランチを堪能し、ちょうど近くに都庁があったので行って見るかと、エレベータの列に並ぶ。これまた外国人多し。結構な列だったので時間かかるかと思ったけど、10分か15分くらいだったかな待ち時間。思ったよりスムーズでした。

久々の都庁展望台、そして草間彌生さんデザインのグランドピアノ

 

のべ10人分くらい、ピアノ演奏を聞かせていただきました。

内半分は子供、あとは日本人と外国人大人が半々くらい

ピアノの列に、おかっぱ頭の金髪の女性が目に入って、ハラミちゃん?!って思ったんだけど違いました。

背丈や体格がハラミちゃん並みで金髪に見えた髪はシルバーや白に近い金髪直毛だったので、ウィッグかもしれない。

知らない曲だったけれど結構弾けてて、弾き方が豪快、もしかしたらハラミちゃんをリスペクトしているのかもしれない。

 

子供は、メヌエットであったりパイレーツオブカリビアンやハリーポッター、ディズニーなどを弾いていた。音数少なく初心者譜面っぽかったが、つっかえずにテンポも安定してしっかり弾けていたので、曲として成立していてよかった。

 

全体的にほのぼのムードの中、気になったのは一人のおじさん

マスクをしていない人が大半の中、フェースガード+マスクという異様な出で立ちで一心不乱に演奏。片手のみで

これがまた何の曲を弾いているのかわからないのよ。

オリジナルなのか、即興演奏なのかと思いきや、聞いたことのあるフレーズをちょいちょいはさんだり。例えば、さくらさくらや荒城の月など、アレ?って反応するくらいのタイミングで音を変えてアドリブだかなんだかでたらめなフレーズを弾きだす。知っている曲か?と反応した矢先にそれやられると、イラっとくる。マジで

 

結局、曲なのかでたらめなのかわからず、ただただ単調な音を出し続ける。

周りの反応、微妙だったわ。外国人は子供の演奏でもたくさん拍手するノリのいい人多いけど、さすがにこの演奏?には戸惑いを見せていた。

ジャンジャンとかバンバンとかじゃないんだよ。同時に2音も出していない、片手で単音弾き続ける、むしろ音数は少ないので静か目ではある。打鍵は強かったけど。が、これは音楽なのか??という疑問がおそらくこの場にいた誰の頭にも浮かんだであろう。

子供なんか1番しか弾かないので1,2分の演奏なのに、そのおじさん持ち時間マックス使ってそれ。

誰も拍手してなかった。そんな光景(拍手なし)初めて見た

ハラミちゃんに似た人の演奏には拍手喝采、それとの対比が際立ってた

 

 

 

そこで彼の言葉を思い出したわけさ

「お客さんに聴かせる演奏」

 

彼は「練習」にストピを使うのは違うのではという例を挙げていた。この都庁ピアノでみたおじさんも「練習」ではなかったけど「お客さんに聴かせる」演奏ではなかった。

音楽って心や感情が反応するものだから、どんな演奏でも「音楽」になっていたら、それだけでその場の人にいい影響を及ぼすものだと思う。多くの人にとっては。

(とはいえ、感性や許容レベル範囲に幅があるから「ストピ論」が発生するのであろうが)

 

残念ながらおじさんの演奏は「音楽」になってなかったんだよ。だからその場の人にいい感情を芽生えさせることが出来なかった。むしろ自分みたいに軽くフラストレーションを感じた人もいたと思う(「さくらさくら」弾くならちゃんと弾け!絶妙なタイミングでイミフなアレンジすな!という心の中での悪態)

そのおじさんは見た範囲では2回弾いていたので、ピアノを弾くことは好きなんだろうと思う。ただ公共の場で弾くスタンスが間違っているというか合ってない。

 

公共の場にあるストピは自分だけではなく見知らぬ観客がいる世界。そこでは、彼が言う”心構え”、見知らぬ観客とコミュニケーションを取ろうとする姿勢が大事なんだろうね。ストピを愛し、容認している多くの人をしらけさせる演奏はダメだわ。

 

それなりの時間弾いて観客誰からも拍手が来ないって。それがどういうことか普通は気づくと思うが、おそらくそういう人は違う感覚、違う世界の人なんだと思う。多分ね。なのできっとその「場違い」に気づかない。

気づかないゆえにそういう人は何度も何度も永遠に「同じこと」をしてしまう。そしてそれが悪目立ちし、ストピ不要論へとつながっていく。

 

「練習はしないでください。」はルール化できたとしても、都庁おじさんの行為はなかなかルール化しにくい。オリジナル曲?現代曲?と言ってしまえばそれまでだし。

なかなか悩ましい。

ほんとに極々わずか一握りの人がストピ文化を後退させるきっかけを作る可能性があるかもなと感じた出来事だった。

おそらく永遠同じフレーズを「練習」している人を見た時の虚無感、冷めた気持ちが今なら想像に難くない。そしてそういう人の排除や矯正が難しいというのが現実

 

 

 

 

ついでにちょっと

 

ヤフコメや動画コメントの中には、子供が興味をもって弾いたらダメなんですか?子供にとってピアノを始めるきっかけになるんじゃないですか?みたいな意見をちらほら散見したけど。

 

これもごっちゃにしているよね。

まず、ピアノを弾ける人と弾いたことがない人に分けた時に、彼が言及対象としてるのは前者。ピアノを弾ける人は、「初心者であってもプロであっても」、と言っているのあって、「弾けない、弾いたことがない」人に対しては何も言及していない。

 

「弾いたことがない」人が弾いていいかどうかなんて愚問。”誰でも自由に”って趣旨なんだから弾いていいに決まってるだろ。

「弾いたことがない」大人が弾くのであれば普通はポロンポロン弾く程度だろうし、

子供であれば多少遊びでバンバン叩いちゃったとしても音量も大したことない。すぐに飽きちゃう子が多いであろうから、程度次第だけど、大半は数も時間も短く問題ないのではと推測する。

(これもふつーに考えればわかるだろうと思うが、いちゃもん付けるのを目的として言っているのであれば特に言うことはない。)

 

動画でも文字でも、伝えるのって難しい

例のストピの件、今だネット記事で取り上げられているが、いずれも彼が言いたいことニュアンスを正確に伝えきれているものはない。

文字数制限が一番の要因であろうが、要するに「彼のことを人柄含めそれなりに知っている」人を対象にしているのであればどんな略され方、切り取られ方をされても問題ない。ただネット記事の読者はそうでない人も多くいる。「彼のことをよく知らない人」がその文章を読んでどう思うか、誤解しないか、ミスリードしないか、そういう観点で記事を書いて欲しいと思う。

 

 

 

何回この関係の記事書いてんねん

何回同じ主張してんねん

というのは重々認識しております。スンマセン!

他の同業者がスルーを決め込む中、一人社会に対し立ち上がったワカモノの思いが正しく世に伝わればいいなと思うただその一心です。