珍しく前日予告の恒例、週末動画公開

面白かった!

井上君と市長とのやり取り

動画の大半を使ってるし笑

井上君、役者だわ

そして市長の反応、パーフェクトすぎる

だんだん怒りを増していくシーン、彼が現れて驚愕するシーン、ネタ晴らし後のしおらしさと

そして言葉選び「不思議な目」ww

なかなかこんな絶妙なワード出てこないよ。市長、ナイスです。

「おぉ~~いい音だ」の下りも好きです

笑ったわ

(最初に市長に紹介したときには「田中君」だったのに自ら「井上」と名乗るボロwはこっそり突っ込ませていただく)

 

DANは本番も音源とのセッションやったのかな?

本番の動画もぜひアップして欲しいところ

 

 

 

 

変わって、

昨日今日とで読んで面白かった本のことを少し

 

『記憶力が最強のビジネススキルである』宇都出雅巳著

 

記憶力とかワーキングメモリとかを調べていてヒットした本

取り上げているのは、思考や判断に影響を及ぼしている長期記憶と、情報を処理する脳のワーキングメモリ、つまり短記憶、両方のこと

 

後者は、例えば一度に多くの数字やカードを覚えるとか、そのからくりの話。記憶容量自体はいわゆる「記憶力がいい」人もそうでない人も変わらない。覚え方のコツ、脳の仕組みがあるってこと。

 

もしかしたら有名な話なのかもしれない。「場所」に紐づけて覚えるとか、複数の情報を組み合わせて覚えるとか、例えば、人の名前だけではなく、会社や出身地などの情報もセットにすると覚えやすいとか、記号は何かのイメージを作って覚えるとか、、、そういったもの。

 

これはこれで興味深かったが、どちらかというと前者の長期記憶の話が面白かったのでそちらを取り上げたい。

 

長期記憶、大きくは2つ。

1つは記憶の分類の話、もう一つは思考や判断との関係。

記憶の分類(知識記憶、経験記憶、方法記憶)の話は、人が持つ知見やノウハウ、スキル化のメカニズムの話。これも体系的に解説されていてよかった。

が、今回はそちらではなく思考や判断のことについて気になったことを書こうかと。

 

4つの観点でまとめてみる。1~3は記憶の作用、4は記憶の一例 という感じ

1.人によりアウトプットが違うのはなぜか?

2.記憶をコントロール、マネジメントする

3.フィードバック、質を高める

4.自分の価値観、人の価値観

 

 

1.人によりアウトプットが違うのはなぜか?

  • 人間は誰もが同じように、見たり・聞いたり・感じたりしていない
  • 同じ話を読んでも、聴いても、その体験はその人の持つ「記憶」によって大きく変わってくる。
  • これまでの経験や知識を積み重ねる中で培ってきた記憶が、ひとつの思考プログラム、判断プログラムとして作動し、思考、意思決定を生み出している。
  • 理解とは「すでに持っている記憶との新たなつながり」である。

人それぞれ持っている記憶、つまり経験や知識が違う。そして、入ってきた情報と既存記憶との結びつきにもバリエーションがある。

ゆえに、他の人のアウトプットは、自分には持っていない記憶と結びつかれて出てきた結果であれば、異なるのは当然だし、その記憶が何かわからないと理解できないこともある

このロジックは理解しやすい

 

 

2.記憶をコントロール、マネジメントする

  • 自身の記憶をコントロール、マネジメントすることで記憶は変わり、それによって仕事も人生も変わる
  • これが思い通りに生きるための本質的で究極的な解決策となる
  • 自分の記憶の動きを知ること。ただ自分自身を観察する。自分の思考や感情の動き、行動パタンをよく観察する。それらが自身の記憶の動きであり、その記憶の動きによって何が起こり、何を得て何を失っているかを見届ける

「何を得て何を失っているか」を自身が把握すること

これ大事だと思う。「失うこと」が悪いのではなくそれを「認識」した上でそれを受け入れるという「判断」をしているのかということなんだろう。

 

 

3.フィードバック、質を高める

  • アクションの直後に繰り返し思い出し、自らの仮説と照らし合わせてつねに検証することで記憶の質を高めながら定着させてい
  • 「私はわかっていないかもしれない」「自分が知らないことがあるかもしれない」「自分の考えは間違っているかもしれない」というように自分や自分の見えている世界を常に疑いつつ視野を広げていく。ここからリレーション化がはじまり、発想力、創造力を高めていくことにつながる。

思考、判断により、想定していた通りの結果となったのか。つまり失うものは何で得るものは何、が「認識」通りになったのか

そこが外れているのであれば、なんだか未知のピースがあるということ。自分の記憶の中でフィルタされそぎ落とされてしまっている情報、はたまたそもそも持っていない情報。その欠けたピースを拾い、新たな記憶としてリレーション化することで、予測結果の精度を高めていけるということ。

 

 

4.自分の価値観、人の価値観

  • 価値観は自己と一体化しており自覚しにくいが、「潜在記憶」となって気づかぬうちに勝手に思い出され、認識、思考、行動に大きな影響を与えている
  • この「価値観」は自身の感情を大きく揺り動かす
  • 記憶の感情的反応を自覚することにより自身の価値観を知ることが出来る
  • 特に自身の価値観が強く現れてくるのは自身の記憶に激しく反応したとき、つまり強い感情が湧き起こった時
  • 自身の価値観、相手の価値観を理解するカギが「フレーム」という考え方。フレームとはメガネや絵の額のこと
  • 同じものを見ていても「フレーム」が違えば印象や意味づけは変わる
  • 何か感情的になった時、自分、相手にどういったフレームがかかっているかを意識してみると価値観が捉えられる
  • 相手が「いい」と判断した価値観を探るのに「なぜ?」ではなく「それにより何ができるようになるか?」を聞く、探る方が相手の価値観を浮き彫りにしやすい

価値観は感情に強く結びついた「記憶」の一つ

人それぞれ違う

相手が持つ価値観がどういったものかは著者が言うように「フレーム」や「行動」から得られるメリットを考えることで知ることはできるだろう

 

 

ででで

少し気になっていることの答えがここにある

 

自分の価値観、相手の価値観が異なってた場合のこと

 

「記憶をコントロール、マネジメントする」

 

自身が取ろうとしている判断、行動で、自身が何を失い何を得るかを「認識」しそれを「受け入れる」かどうかを決める。

「受け入れられない」のであれば、判断や行動を変える必要がある。

すなわち既存の処理プロセス、記憶をアップデートする必要がある。

それが記憶をコントロールするという事

 

ここで大事なことは、記憶をコントロールすることにより変わるのは「相手」ではなく「自身」の記憶、価値観。決して「相手」の記憶、価値観ではない

 

すべてが「自身」で閉じた話

「相手」の記憶、価値観は一切関係ない

 

そこを間違わなければ、思考や行動の矛先が相手に向くことはない。自身が思い描く相手への理想像の押し付け、宗旨替えは空想妄想の世界

 

自身がコントロール出来ることはただ一つ。相手の価値観を受け入れる方が得か、受け入れずに離れる方が得か、を考え決めること。それだけ

そして、その判断した結果に矛盾ない行動をする。

心の平和、安定には一貫性が必要。

逆に言うと、一貫性がない、矛盾した行動を取るがゆえに心の平和、安定が保てないとも言える。

 

 

 

 

この書籍は平易な文章で読みやすかったし、分量のわりに内容が濃く感じた。

ここに書き記した部分のサマリーとしては、

モノの見方や考え方を広げ、思考や判断の質を高める、

そのための処理プロセスとなる「記憶」、「価値観」とは何か、それらをコントロールする方法とは何か、が書かれていた。と捉えている

 

知って損はない情報、だったかな