福島県内の文化団体、組織が集まった「福島県芸術文化団体連合会」が発足から50周年となり12月5日、福島市の県文化センターで式典、ステージ公演があったので妻と行ってきた。

なるべく目立たぬようコソコソとしていたが、音楽だけでなく、さまざまなジャンルの代表の方がいらっしゃった。気付いた方、あいさつしないですみません。

県文大ホールの客席に座るのは何年ぶりだろう。当日のステージの一部を紹介。

吹奏楽は梁川交響吹奏楽団で、「宝島」など。

管弦楽は県内4市のアマチュア有志による「マイスタージンガー」。

声楽は複数団体がそれぞれ。

演奏の出来についてはいずれもノーコメント。この種の催しは、演奏の出来と関係なく節目の年に演奏したこと、それ自体が有意義なことですから。

個人的な希望を挙げるなら、

吹奏楽が単一団体でなく、全県を網羅するような複数団体の出演者にならなかったか。

合唱と管弦楽による合同ステージができなかったか。

なんてことを考えたが、このコロナ禍、聴衆を入れてステージ発表ができただけでも素晴らしいこと。ひょっとしたらできなかった可能性も十分に。

出演した皆さま、展示に携わった皆さま、企画運営を担った皆さま、貴重な機会をありがとうございました。

 

最後に自分の思いを。

はるか昔の平成7年の「ふくしま国体」「身スポ大会」のセレモニーでも思ったことだが、客席にいる自分自身に違和感を感じて仕方がなかった。

自分はステージで演奏している「あっち側」の人間ではなかったのか。客席にいて演奏を聴く「こっち側」の人間ではないのではないか。

福島市のあづま総合運動公園で、ふくしま国体の開会式で、今は既に亡くなられたH先生とO先生の指揮によるファンファーレやマーチを聴いたときのことを思い出した。