前回記したライトウエイトスライドの個人的感想(補足)を少々。

 これまでトロンボーンを吹いてきた●年間、メーカーを問わず、ライトウエイトスライドを使う人は身近にあまりいない。フランスのオケやソリストの方々が使っていることは本を読んで知っていたが、あまりピンとこなかった。コルトワとかキングとかをイメージした軽く吹く感じと、昔から自分が吹いてきた重い感じが違う。

 バックの42ライトウエイトスライドを初めて買ったのは20代だったか。オープンリードパイプが出始めたころで、雑誌の記事に「ライトウエイトスライドとの組み合わせが良いか」なんて書いてあった。固定式オープンリードパイプ、ナロースライドという珍品で、30年以上過ぎた今も手元にあるが、自分はこれを本番で使ったことはない。後輩が何度か使っている。

 歳を取ってから50ライトウエイトを買った。シカゴのJ・フリードマン氏の真似。上のDが鳴るのがうれしくて練習では結構重宝した。でもそれ以外のメリットがあまりない。下はそれほど鳴らない。

 バックのライトウエイトスライドは総じて「音のツボ」がシビアだと感じる。ノーマルと重さはさほど変わらないはずだが、吹き込んで鳴らすイメージとは違う。毎日何時間も練習してコンディションを維持できれば重宝するかもしれないが、60歳を過ぎた自分の現状ではねえ。