自分は基本的に近眼で、二十歳代後半から今まで眼鏡のお世話になっている。

学生時代はなるべく遠くを見るようにしていたせいか、裸眼で右1・5、左1・2まで改善したことがあったが、社会人になって仕事でワープロやパソコンを使うようになってガクンと落ちた。

学生時代、友人や後輩の眼鏡を奪って「うわ見えねえよ」なんて軽口を叩いたのは昭和の話。ちなみに学生時代はワープロやパソコン、スマホ、携帯なんてものはほとんど無かったからねえ。卒論のために大学の備品や後輩のパソコンを拝借した程度。

で、平成後半の五十歳代からは老眼が一気に進んだ。書類や携帯など近くのものは眼鏡を外して読み、掲示やテレビ画面、車の運転など遠くのものは眼鏡を掛けて読む。一応現在の眼鏡は遠近両用だが、使い勝手はいまいち。

以前からミニチュアスコアの音符が見にくいとは感じていたが、最近思うところがあってカール・フィッシャー版のコープラッシュのスタディーの楽譜を譜面台に開いて、楽器を構えてみたら。何じゃこれは。臨時記号や細かい音符が読めません。これでは初見なんて無理無理。楽譜によっては大きく印刷されたものがあって、どうにか対応できるけれど、不安だ。

考えてみれば、昔いろいろな楽譜を読んで、どうしてこんなに音符が大きく印刷されているか不思議に思っていた、

そうか、こんなに老眼はつらいのか。