地元の福島市音楽堂へ、地元のテレビ局の名を冠したFTVジュニアオーケストラの定期に行ってきた。プログラムはベートーベンの「田園」、メンデルスゾーンの「洞窟」など。

 木管がうまかった。クラのトップはうちの会社の同僚の息子さん。高校3年生だから、これが高校時代の集大成か。後でその同僚(音楽はやっていない)と話したが、親が思う以上に音程やフレーズ感がありますぜ。あんな風に吹けば、このホールで(自分はこのホールの響きが嫌いだが)うまく響くんだなあ。オケ全体の人数を抑えた、あるいは団員が少ないことが、かえって良い結果になっていると感じた。

 面白かったのは、結構年配の方々がステージにいらっしゃったこと。確認はしていないが、ひょっとしてホルンのアシは、学校の先生を長く務めたこのジュニアオケのOB、昭和50年代の福島市民オケの定期で田園を吹き、元東フィルの阿部雅人さんの先輩として福島市でのリサイタルにも奔走していただいた「お」さんでは。

 また、帰りに駐車場から出る際に見かけたのは、同じくこのジュニアオケのOBで東北大オケでもファゴットで活躍した「や」さんか。

 お2人ともほぼ還暦の筈だが、もし本当にそのお2人ならば、元気で何より。その節はお世話になりました。

 ちなみに自分はFTVジュニアに所属したことはない。福島市にはかつて、福島市ジュニアオーケストラがあって、自分はそちらの所属。