ある程度以上の歴史を持つ楽団には、独特の色というかキャラというか癖というか。そんなものが備わっていると感じる。
 これはプロだけの話ではなくアマも同様。すべての楽団が持っていると限らないし、ある楽団の色が結構短時間で変わることがある。むしろ国際化著しい日本や世界のプロ楽団で、その色が変わりやすいかも。逆に国内のアマはどうかねえ。
 先日このブログで触れた、京都大と東北大の両交響楽団の演奏を聴いて、ずっとその色についてついて考えている。京都大によるラフマニノフのシンフォニックダンス、東北大のモーツァルト40番の響きは、今も頭にしっかりと残っている。そもそもこの選曲からして、両オケの色を象徴している気がするが。(この項続く)