自分が社会人になってからも、Oさんと時々会う機会があった。Oさんの教え子の結婚式で話をしたり(余興で歌った「マイウェイ」の何と面白かったこと!)、合唱団の演奏会でお見掛けしたり。亡くなる直前まで自分の仕事上(音楽関係ではなかったが)でのつながりもあり、そのうち電話で確認しようかと思っていた矢先での訃報だった
 Oさんの指揮で演奏会やコンクールのステージに立った人は数多い。今でも音楽を続けている人も少なくない。
 音楽の先生という職業は、自分が前に出てパフォーマンスをするのも大事だけれど、どれだけ教え子を音楽好きにさせるか、というのも大事だなあ。