前回のNikkorよりグッと広角よりのズーム ”Canon Zoom-Lens FD 20-35mm F3.5” です

ズーム比が2倍ないのですが,この辺になると1mmの違いがかなりの違いになるともいわれているので,超広角から準標準までをカバーする万能広角レンズになってくれそうです

非球面レンズを使った高級レンズです.中古価格では5万円以上をつけているところがあるほどですが,私が買った頃(20年以上前か,,)はそんなに高くなかったような気がします(5万も6万もするレンズなんか,とっても買えません!!今も,その頃も)

 

んでもって,その写りは,,,

例によって,データはほとんどなし,絞りは開放のみ,手ブレピンボケあり,でお楽しみください

 

まず,遠景

20mmです.ピクセル等倍に拡大すると

結構ハッキリ写ってます


35mmです.拡大すると

なかなかですね

 

これも20mmです.拡大すると

 

これは35mm.拡大すると

これもかなりしっかり写ってます

 

 

 

 

どれも歪みはほとんど分かりません

 

次に中景

 

初めの2つは20mmです.広角の凄さがたまりません

 

 

 

 

 

 

シャドウの中にも階調がみてとれます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どの絵も広角レンズのパースペクティブによるもの以外の歪曲ひずみは感じられません

Canonらしい濃い目の色合いが,,特に赤が美しいです

 

クローズアップですが,このレンズは50cmまで寄れるのでできる場合は最短距離まで寄ってみました

20mmです.光源が映り込んでますがゴーストや画面全体に及ぶフレアはなくハイキーな感じがステキです

35mmでの撮影です.こっちも画面全体に破綻がなく美しく撮れてます

 

 

 

 

 

 

見事に真っ直ぐですね

 

 

 

 

 

 

 

ライオンの目に思いっきり寄ってます

 

↑の滑らかさと↓のヤレた感じの違いがでてます

 

これも上の錆びた感じと下のキランッて感じがよく現れてます

 


 

 

 

 

 

 

それぞれの質感の表現が絶妙です

 

ボケ味は,,

 

 

ピントは手前の白い2本の傘の柄です.奥の階段より塀の上の蔦の方がよりボケ方が強く見えるのが不思議ですね.2線ボケのせいで,形が直線的な方がハッキリ見えるのか,,,

それとも,微妙に蔦の方が傘より近くて前ボケなのでしょうかね

 

 

ボケ味は,わりと形が見えるまま滲んでいくようです

後ろ側は2線ボケなのでしょうが,鬱陶しさはありません

 

逆光の構図では

20mmです.ぎりぎり太陽は映り込んでいませんがフレア・ゴーストは見られません

 

35mmでも同じです

 

これは太陽が映り込んでますがゴーストらしきものが右下に小さく見えるだけでした

 

 

 

シャドウも結構最後まで潰れずに階調が残っています

 

当時の高級レンズだけあって,なかなかいい描写力です

若干の周辺減光がありますが,私は気になりません

逆光にも強くCanonらしい色も見せてくれて,ステキなレンズとみました

広角好きな私にとって得難いパートナーになりそうです

 

最後に途中で見つけた猫を,,

うちのやつより 圧が強くあまり寄れませんでした

 

さて,次はいよいよ Nikkor 50-300mm F4.5 ですが,どこで撮りましょうか,,

ちょっと遠出するのもいいですが,1脚+でかいレンズだと気分が萎えてしまいますね〜〜