CanonのFDマウントのレンズ 300mmF4です
ヘリコイドを回しても全長の変わらないコンパクトなレンズです
マウントはFDタイプですが所謂NewFDと言われるやつです。FD,NewFDとも自動絞りの連動が複雑でレンズ単体では絞りの動作を確認するのが大変なレンズです
また,前面のフィルター枠が特殊な径で市販のフィルターやレンズキャップがありません!!フィルターはレンズの後ろの部分に専用のモノを挿入するようになってます
ネットによれば「保護フィルターは前玉が硬質ガラスのため必要ない」とありますので,それを信じて剥き出しで使ってます
もともとは,55mmF1.2のレンズを使いたくて買ったCanonF-1のボディーに付ける交換レンズとして買いました(これ以外にも 15mmF2.8Fisheye, 135mmF2.5, 70mm-210mmF4 などがあります.これらは,また、おいおいレポートします)
さて,その写りは,,以下は全てF4開放です
まず,普通に撮ってみると
遠くの景色をピクセル等倍にしてみると
少しコントラストが弱く滲んでますが,鉄塔のトラスもよく見えてます
これもピクセル等倍にすると飛行機が結構写ってます
クローズアップは,,
結構きれいです.が,若干ピントが,,,手ブレが,,,ご勘弁を,,,,
逆光は
フレアもゴーストも私好みのいい感じ
ただ,光っているとことの周りに紫や緑のフリンジが結構出てますね.それがピント面の前後で出方が変わるちょっと不思議なことになってます.ピントを動かすとフリンジの色がコロコロ変わって面白いというかなんというかです(このレンズは初代ですが、Lの付いたUD硝子使用の後継レンズでは改善されている?)
ライトのボケも素敵です,ちょっとグルグルボケになってますが滲んでいるので煩くないです
反射している画像と周りの絵とがうまく調和していいと思います
今回は300mmということもあって一脚を使ったのですが,前回の50−300のときよりはるかに軽くて取り回しが楽でした
色合いといい、柔らかく滲む感じといい、このレンズもお気に入りの一つです.Canonって美しく撮れますね.特に赤が官能的で 好きです