SONYの TR-63 世界初の小型ポータブル トランジスタラジオ です

父親の物でした。少し前までは鳴ってたはずですが、今回電池を換えても音が出ません!

ネットで観ると オーディオアンプ入り口のカップリングコンデンサがダメになってる場合が多いとか

トランジスタは守備範囲外なので ジャンクで売ろうかと、、、でも、ちょっと振ったりショックを与えたりすると 小さな音で鳴ります、、これは助けを求める声か、、そうとなれば、助けざるを得ません

開けてみると わりと簡単に基板が外れ、部品も大きく 修理できそうな感じです。が、やっぱりかなり詰め込んであって大変そうではあります

回路図もネットにあったので ダウンロードしてよく見てみました

で、取り敢えず電解コンデンサ(バイパス回路)を全て替えてみます(これが逝ってて電源がかかってない場合があるので、、、ジャンク箱には丁度のモノが無いのでオーバースペックのものを使いました。大きさはほとんど変わらないものの、当時のものよりずっと耐圧 容量とも大きいモノです)

 

でも、変わらず

 

やはり、カップリングコンデンサが原因でしょうか。ブツが何処にあるか見つけられずにいると、抵抗の陰に怪しいモノが、、、

小さいチューブラータイプでした!6V3μFなので流石に当時でも小さい!

バイパスはジャンク箱からのモノで間に合いましたが、コレは大きいと入りません。在庫のなかから25V10μFのソリッドタンタルを使いました

今度は、、、バッチリNHKが聞こえてきました!

音も比較にならないほど大きく 修理完了です

 

動作品としてオークションで売るかとも思いましたが 交換部品もジャンク箱出身だし、、、

父親の形見でもあるので時々聴くのもいいかなぁ

ま、取り敢えず手元において愛でることにしました

 

2024年3月31日 追記

鳴るようになったのですが、時々音が出なくなります

昔のテレビのように(って言っても今時わかる人いないか)、トントン叩くと音が出るようになるけど、叩き具合によってまた出なくなる、、

どこか接触不良のようです

裏蓋を外してあっちこっち触っていると、ひとつの抵抗をイジると音が出たり出なかったり、、

ここに目をつけ もう一度基板を外して裏のハンダを確認してみると、先日の修理でケミコンを付け替えた所の横で抵抗のリード線にハンダがのっていないようです!!

どうやら付け替えたときにハンダがケミコンの方に吸われてしまったのに気づかなかったようですね.付け直したら治りました.今度は強く振っても叩いても大丈夫です

なんともはや、いつもながらイイカゲンな作業で困ったもんです

が、これでホントに修理完了です

お疲れ様というかなんと言うか、、、

 

暇な時に聴いていると、長男が「こんな感じの音で聴くのもいいなー」、カミさんも「懐かしい」なんて言うので、昔作ったAMトランスミッターを修理してみるのもいいかなーと、、

このトランスミッター、なんかのはずみで発信コイルが割れてしまったのですが、このコイル(真空管式スーパーのOSCコイル)は流石に現行商品では無く、オークションでもプレミアムが付いてナント1万円ちかくにも!で、ほってあったのですが、ネットで「フィルムケースで作るOSCコイル」を見つけました.これとて今やフィルムケースなんてそう転がってないんでしょうが、我が家には幾つか転がってましたので作ってみることにしました

結果は 乞うご期待

何時になるかは 未定ですが