本体アンプとバッファアンプが無事完成しました
現在、ビギンの島唄をSylvania VT25Aで試聴中です
球の比較試聴は次回

 

と、ここでイロイロ測定をしてみたので報告です

まず,本体アンプですが,,,

一本しかない球は 801Aでドライブしました

ちなみに,VT25A系とVT52系は6.9Vで点火しています

VT52はRLが7kΩと高いせいで,あんまり出力がでませんでした.それでも,1W程度は出ているので,45クラスというところですね

'10系が0.7Wほどしか出ていないのに比べて,VT25A系はほぼ1W出ています!なかなかですね

おまけで,841<フィラメント:7.5V 1.25A, rp:40kΩ, μ:30 の送信管>も測ってみました

彼女にとっては,かなり過酷なセッティングでしたが,それでも120mWとなかなかの健闘です.試聴が楽しみです

4151+555のシステムのデバイディングネットワークも測ってみました(555を負荷)

発振機の周波数設定と電圧計がアナログなもので特性が波打ってますが全体の傾向を見てくださいね

青い線がネットワーク出口の周波数特性,緑の線がトランス式アッテネーター(TANGO GA-300) 出口(555への入力)の周波数特性です.こっち の方もほぼ設定(-5dB)通りの特性です

ネットワークの方はカットオフ周波数はほぼ1kHzでやっぱりトランスとコンデンサの組み合わせはコンデンサの拡大が目的であるようです.ただ,減衰カーブは6dB/oct.より急です. これは、他の方が指摘されているように,コンデンサとトランスの一次インダクタンスが並列共振しているディップのようです. さらに100Hz位からは却ってゲインが増加していますが,これは,ディップのあとゲインが6dB/oct.に戻っていくことプラス 回路図からも想像できる通り トランスのインダクタンスが効かなくなる超低域では555に直接出力が掛かってしまうことが原因とおもわれます.私の作るアンプは真空管アンプで低域特性はいいところ50Hzカットオフなのに加えて、ネットワーク後はオートトランス式アッテネーターなので低域は伝送できないことなどで, この超低域での盛り上がりは事実上問題ないと思います

ただし,OTL・OCLアンプ(今ではこれがほとんどでわざわざ言う人は私のような化石人だけ)や出力トランスを持っていても低域特性の”良好な”現代アンプはこの手のネットワークに使うのは危ないと思います

この共振に関しては,オリジナルのTA-7257の7Aオートトランスのハイインピーダンス側のインダクタンスは9Hとのことなので2μFとの共振点は37.5Hzで,低域の盛り上がりはそれ以下となり真空管を使った古典アンプでは全く問題とならないでしょう.ただし,ウエスタンの資料によれば7Aトランスの低域カットオフは60Hzと書いてあるので,それより低い周波数帯で高いインピーダンスを伝送できるかは測ってみないと判りません(ただし,500Ωの巻線が9Hのインダクタンスを持っているとするとカットオフは10Hz以下になるので,??ではあります)

私のネットワークでは、この共振点が100Hz付近に来ているようですが、使用しているA461の300Ωタップのインダクタンスを測ってから,また考えてみたいと思います(計算上は5H位となります)

 

きょうのところは以上です