イメージ 1

順調に修理完了と思いきや、焦げ臭い匂いが!!?!
横から透かして見ると、うっすら狼煙があがって、、、
ベークライトの焼ける匂いなので、基板の上をよく見ると、、、抵抗が焦げています! 上の写真の赤く囲った所にあった100kオーム1/2ワットの抵抗です(写真の時はもう取り外した後でした)
慌てて電源を落とします。高圧生成の為に共振回路を使っているのか、コンデンサの容量を大きくしたのがいけないか?
さて、どうしたものか、、、ネットをもう一度漁って、回路図を探しますがフリーのものが見つかりません。ある有料サイトのサンプル画像がちょうど高圧回路の所で、ラッキー!よく見ると、高電圧は500Vを倍電圧整流していました。電流はほんのチョットなのでコンデンサは0.1マイクロで充分なわけです。ということは、コンデンサの容量は関係ない。基盤の上の他の部品がショートや焼けているふうもない。ヤッパリ耐圧の低いコンデンサが原因でしょうか。1600V耐圧の代わりにつけたコンデンサの漏れ電流がmA単位で流れていれば2~3ワットの消費電力な訳で燃えるわけです。なので、mouser electronicsに 2kV 0.1マイクロのフィルムコンを3個注文しました。送料2000円は痛いけど他に欲しいものがないので仕方ありません。4~5日で来るとの事
その間暇なので、焦げた抵抗を外し代わりの抵抗をジャンク箱から探し出して付け、電圧降下を測ってこれに流れる電流を測ってみました(修理用の100kは一緒にmouserに注文してあります)
抵抗には、対シャーシで-1000V以上掛かってますがそれにつなげるテスターの中は300V程しか掛かってないので、濡れた手でテスターに触れない限り大丈夫と思われます。用心のためワニ口クリップで繋ぎ、直接触れない様にしました
で、測ってみると、、、28V? あれ?つけた抵抗の値を一桁間違えた?外して測ってみると100kオームで間違いない。焦げた抵抗(焦げても抵抗値は変わってない)を戻して見ても同じです、、、??自然復旧?
ジャンク抵抗(金皮のたぶん1ワット)をつけて修理完了?注文は無駄だったか~~~
その後2時間程運転しても焦げ臭くはなく、治った様です
テストの為付けっ放しにしながらステレオプリの部品交換をしていると、心なしかニオイが、、、また、輝度が少し落ちて、フォーカスも甘くなった様、、、
狼煙は上がってない様ですが、、、例の抵抗を見ると、、!茶黒黒橙のカラーコードの橙の色が茶色に!
耐圧の足りないコンデンサに触ってみると、熱い!他の2つは特に熱くはない。このコンデンサの個体差で熱く:漏れ電流が多く:なるのかと思い、もう一つ持ってきて付け替えても変わらず。コンデンサのアース側に電流計を繋いで測ると、5mAほど流れてます。抵抗の電圧降下500V程と釣り合ってます!
ヤッパリ替えたコンデンサの耐圧が足りない様です。ジャンクものを耐圧ギリギリで使うのは止めるべきですね
な訳で、注文したフィルムコンが来る前に付け替えたコンデンサとジャンク抵抗を外し、基板に残っているリードをとって交換の準備をしました