札幌から帰ってバタバタしていましたが,例の大震災でコーン紙が破れてしまったスピーカーを修理しました.(と言っても大げさなことではなく習字の半紙で貼っただけですが、、、)これは段ボール箱エンクロージャーに入れて棚の上に置いておいたものが落下し、コーン紙が破れたものでした.

ものは "ROLA" の8インチスピーカーです.フレームに " 8M39A" と印字してあり,マグネットのところに "M" と書いてあるなぞのユニットです(知ってる人にとっては謎でもなんでもないでしょうが、私は調べきりませんでした)さらに,フレームのところに「PA用のスピーカであるので,ラジオには使えない」旨のシールが貼ってあります.これってどんな意味なのでしょうか?インピーダンスは4Ωぐらいなので,「ふつーのOPTだとマッチングしないよ!」ってなことでしょうか?音的には張りのあるなかなかいい感じのものでしたが,,,

で,落下したときに何かに当たったのか,全体の4分の1ぐらいがかなり破れてしまいました.ので,習字の半紙を娘から貰って大和糊を薄めたもので貼りました.それだけだと湿気に弱いかもしれないし,カビが生えたり虫に食われたりする恐れもあるので,柿渋を塗って補強しました
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表からだけでなく裏からも貼って,さらに柿渋を塗ったため,振動板はオリジナルよりかなり固くなったかもしれません.
最初に試聴したときにホルンやピアノの音がビリついていてどっきり!!破れる前はそんなことは無かったので「修理が失敗だったか!」と落ち込みました.ダメ元で、どこがビリついているのか調べて;といっても安易にコーン紙をあちこちさわってビリ付きが変わるかみるだけ;どうやら中心に近いところが原因であることを突き止めました.よく見ると破れ目があり,そこは補修してありません!早速半紙を貼り柿渋攻撃!!乾いてから試聴すると今回は,,,「OK!!」かなりの大音響で鳴らしてもビリ付きは無く「ほっ」としました.

このROLA以外にも8インチ系のスピーカーをいくつか棚の上に載せてありましたが,落下したのはこれとあとSiemens?のものだけで,そっちは大丈夫だったので,これで震災以前に復帰です

と,思っていたらヤッパリ!!!
低音が全然出ていません!柿渋が乾いてくると若干縮むのか,ボビンがポールピースに擦れて動かなくなっています.これじゃ~低音が出るわけがありません!!!
少し考えて,,,エッジを切り取り,あり合わせの革(多分豚さん)でフリーエッジ(つまり全周に張らず,4方向のみ貼ってあとはスカスカ:早い話が「て・ぬ・き」)にしました.
前より低音が出るようになった,,気が,,,する,,,??

その他のスピーカー群です

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一番右が今回修理したROLAです.その左から
1)Siemensかな?+Telefunkenのツイーター<6)に付いてきたものの片割れです>
2)松下電器 8P-W1(これもコーン紙補修あり)
3)ElectroVoice SP8B(12mmの桐集成材箱入り)
4)EMI楕円スピーカー+ツイーター(デッカ デコラのスピーカーかもしれない)
5)上がフィリップス(フェライトマグネット)
6)下がTelefunken楕円スピーカー+ツイーター
それぞれいろんな音色で楽しめます.

このほかにも

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JBL2115(エッジは自分で張り替え済)
 
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AXIOM80です.
左の並4ラジオ(56:再生検波+12F+12A)も完動品です.
その上のFMチューナーはモノラルでトリオ製です.FM東海が実験放送をやってたときに父親がどこからか貰ってきた年代物ですが,真空管と電源のコンデンサは入替えてあります,もちろん動作品ですが、感度が悪いのか室内アンテナではNHK-FMしか受信出来ません
 

そして,メインシステム:もちろんモノラル:は,,,
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JBL2110X2バックロードホーン

JBL2440+2390

JBL075

アンプは
2110を6550pp
スピーカの左に写っているアンプの左

中高音をEL34pp
同じく右でドライブしてます

中音ホーンはこのほかに2350,2397があり,その他に2420+2345もあるのでいろいろ遊んでます.
これらは全て eBay で買ったもので,結構安く手に入ってます.2110を除いては全て1個ものですので逆に日本では全く手に入らないものです.

レコード音源は
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ふるーい局用のYAMAHA製リムドライブモーターにDENON局用アーム+オルトフォンCG25i

モーターの電源は50Hzの発信器出力を200Wトランジスタアンプで増幅し供給してます
プリアンプも自家製で
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アンプ本体は左上に乗っている缶ビール缶をシールドにしているもので電源は右にある奴です

ちなみに,左下の青い箱が発信器でその上の薄いのが200W+200Wの強力トランジスタアンプです!実際必要な出力は10Wぐらいなのですが,50Hzを連続して出力するにはこれくらいの電源を搭載する必要があるようです.確かに使っているうちにヒートシンクがチンチンに熱くなり,空冷ファンが回ります(これが少しうるさいので対策を考え中).今まで30Wクラスのものを使っていましたが簡単に終段が飛んでしまいました.

プリアンプは5極管+双三極管ですが、5極管部は電音円盤再生機をコーピーしたCRタイプ,双三極部はQUADタイプのトーンコントロールになってます.1段目,2段目ともソケットを複数つけてあり,ソケットコンバーターを併用することにより色んな真空管をつけることが出来るユニバーサルアンプになってます.

以上、今日はウチのシステムの一部をついでにお見せしました