21/11/13(土)内房(!)「背中の青いやつ・沖ノ瀬ってどこ?」 | 三度のメシよりボート釣り

三度のメシよりボート釣り

3代目「さぶろく丸(ヤマハU-19BF)」で東京湾を疾風怒濤縦横無尽に駆け回り釣り三昧。
ヒンカーズジャパンメンバー募集中で~す。

今回は企んでおります。

沖ノ瀬遠征。

東京湾口に位置する沖ノ瀬は、釣りの一級ポイントとして知らぬ者はいません(いや私は最近まで知りませんでした)。

キンメダイ、アコウ、マグロやカツオ、イカなど、あらゆるターゲットがわんさと釣れる、太公望垂涎のガンダーラ的ユートピアです。

そ~こ~に行~けば~、ど~ん~な夢も~♪

問題は2点。
・凪限定
・遠い

13日(土)の予報は、それまでの強風が8:00にストンと落ちて、その後はどんどん凪が良くなるというもの。

チャンスか?
行ってみるか?

0:45
自宅出発
ガソリン 158円
アクアライン 風6m

日の出 06:13
日の入 16:37
小潮
満潮 13:10 23:30
干潮 05:00 19:39

〈今日の狙い〉
 泳がせ
 深場
 タイラバ
 エギング

朝イチベイトを確保し、風が落ちるまでは岩井でエギング。
その後、沖ノ瀬へ。
どんな場所かはよく分かりませんが、泳がせをメインに、深場を組み合わせてみます。

1:45
木更津T-PORTにて、いつもの板氷とジギング用のスイベルを購入。

2:45
港着。
風で時折車が揺らされます。
Amazonプライムでダウンロードしておいた映画を観てたら、仮眠の時間が短くなってしまいました。

5:40
急いで準備しても風があるからなぁ、と思ってましたが何だか静かです。
予報が良い方に外れてるみたいなので、準備を開始しましょう。


お見送りの港猫。

6:30
出船。


今日のメンバーです。
宮ちゃんとBIG先生。

6:50
まずは港近くでベイトサーチ。
今日は遊漁船が多めです。
ほとんどはカワハギ船だと思います。

水深20mの根で少し反応が出たので、宮ちゃんとBIG先生はジグを落とします。

「来た!」
宮ちゃんにヒット!
魚探に反応は出ていませんでしたが、青物のようです。
幸先良いではないですか~?


逆光に輝く朝イチファーストヒットはショゴ。40クラスです。

いいのがいるねぇ、と言うことでみんなでジギング。
するとすぐに、BIG先生にもヒット。


同サイズのショゴ。

ヒットジグはともにシルバー系のロングジグ。
私も小さいTGベイトから同じようなジグに変更しましたが、3匹目のドジョウは出ませんでした。

7:00
あとが続かず、ベイト探しに岩井の湾内へ。
あちこちにカワハギ船が浮いています。
年々カワハギシーズンは前倒しになっている気がしますが、いよいよ本番を迎えた感があります。

ぐるーりベイトポイントを探しみましたが、出るのはイサキ(ウリ坊)やネンブツダイ(キンギョ)ばかり。
イワシやアジは皆無です。

まずい……
ベイトあっての泳がせ、泳がせあっての初沖ノ瀬。
今朝までの風の名残で波っ気はありますが、風は落ちました。
コンディション的には、沖ノ瀬を目指せそう。
でもベイトがいないと……

揺れる乙女の恋心。

もう少し浅場でベイトを探すことにしました。
徐々に南下し、富浦沖、大房沖まで来ましたが、徒労に終わりました。

「冷凍イワシならありますよ」
と、宮ちゃん。
死んでるけど、ないよりマシか。
「じゃあ行ってみますか」

進路を西南西に取り、沖ノ瀬を目指します。

10:00
外海が近づくと波とうねりが大きくなってきます。
巡航速度25km/hで波はしっかり叩いてくれすが、風に煽られたスプレーを被ることがあります。

バッタンバッタン波を乗り越える度に積荷が飛んで落ちないか心配だったのですが、私のうしろ、燃料タンクのロッカー上に置いておいたバケツ類が倒れてます。
すぐには気づかずに、アッと思った時には20mほど後方の波間に漂ういくつかのバケツ。

船舶免許の実技試験よろしく、落水者救助的に回収していきます。

10:30
よく分からないのですが、多分沖ノ瀬と呼ばれるポイントであろう沖ノ山という所の手前まで来ました。
水深90m。
洲崎から張り出した瀬の先っちょ辺りです。
魚探に反応はありません。
魚の気配もありませんが、死んだイワシを落としてみましょう。


久々にミヤエポック登場。
本当はジギングロッドを流用して泳がせをするつもりでしたが、リールの調子が悪く断念。
大物に耐えられるタックルはこれしか残っていません。

泳がせ仕掛に宮ちゃんが持ってきてくれた冷凍イワシをセット。ハリスは7号。
イワシは使わずに持ち帰って再冷凍したシロモノらしく、血まみれになったR15指定レベルの状態。

11:15
深場仕掛にイワシエサの宮ちゃんが何かを掛けました。
グイグイ力強い生命感。
走らないので青物ではなさそう。
根魚?
だとしたら相当デカいぞ。
カンコ?アラ?マハタ?
ひょっとしてイシナギとか!?
夢は風船のように膨らみます。


はい、どーもー。

油断してました。
期待の分だけ落胆も大きい。

私も様子を見るために仕掛を巻き上げてみると、頭だけのイワシが帰ってきます。
孫バリはスパッと切られていますよ。
何奴!?

13:00
間もなく潮止まり。
下げ始めで活性が上がることを期待し、南房方面の中ノ瀬というポイントに行ってみることにします。
多分この辺りも一級ポイントのはず。

何だ?潮がものすごく速い。
内房ではほとんど体験しない5~6km/hの流れ。
風は1~2mですので、潮が効いているということです。

120~90mの掛け上がり、そして瀬をまたいでの掛け下がりを流します。
相当大きな瀬のはずですが、流れが早いのですぐ通過してしまいます。
また元のポイントへ戻って流し直し。

12:00
そしてついにその時は来ました。


BIG先生がジグを回収しようと、巻き上げていたところ、中層でヒット。
そのままジャーーーッとラインが引き出されます。
確実に青物。
タックルはスロジギ用らしく、無理はできません。
巻いては出されの攻防が続き、5分程でようやく姿が見えました。

何だ?背が青いぞ。
マグロ!?
いや、カツオだ!!

その瞬間、またジジジーーーーッ!とカツオは海底目指して突っ走ります。
ヒーコラヒーコラ言いながら、巻き続けるBIG先生。
このチャンスは逃してはなるまい。

また5分ほど掛けて、ゆーっくり回転しながらカツオが上がってきました。
すぐに船下に潜り込もうとします。
キールでラインが擦れると一発アウトです。

しかし、最後は無事に宮ちゃんの出すタモにネットイン。
ついに仕留めたり!!


正真正銘の本ガツオ!
縞模様が美しい、60cm弱、3kgほどの個体です。

初めてマイボートで見ました。
快挙です。
ここまで来た甲斐があったというものです。

結局これが本日のピーク。

この後、洲崎沖に戻り、タイラバやジギングを続けましたが、気配が全くない。
象背根に立ち寄って、私がタイラバでアオハタをひとつ揚げました。
私の獲物は、コレっきりです。

15:00
岩井に戻り、イカを狙いますが、今日はゲソすら釣れません。

16:00
ストップフィッシング。

16:30
港に戻って後片付け。


さすがに燃料を食いました。
およそ46リットル。
強烈です。

17:15
ばんやの湯。
かつての賑わいが戻ってきています。
コロナでガラガラに空いていた時が懐かしい。

18:45
反省会は木更津の竹岡屋。
竹岡ラーメンが500円で食べられるお店です。
大盛を頼んだのに、厨房に伝わってなかったらしく、麺別盛りで登場。


替玉みたいです。

20:00
海ほたる。
アクアラインの渋滞も戻りつつあります。
仮眠のつもりが爆睡に。

2:40
いつもより大幅に遅れて自宅着。


次回は岩井でカワハギ&イカで~す。