オラ~♪
昨年中古艇として購入したさぶろく丸ですが、今年は中間検査の年なのでありました。
これら法定手続きは疎かにはできませぬ。
申請書類一式はとっくの昔に郵送されてきておりましたが、まだまだ時間的な余裕はあるぞぅと、先送りにしていました。
しかしその期限も10月上旬に迫ってきましたので、重い腰を上げたというわけです。
〈中間検査の手順〉
①立会検査の日程を決める
ミニボートの時は、平日ならいつでも木場のJCIにボートを持込んで検査を受けることができましたが、プレジャーはそうもいかないのです。
JCI千葉支部による巡業的な出張検査のスケジュールが決まっており、それに合わせて予約を入れるシステムです。
9月28日(火)に休みを取ることにしました。
②申請書記入
予め登録情報が印字された申請書に必要事項を記入します。
立会検査の希望日もここに書きます。
③係船場所略図
港のどの位置にフネを泊めているのか、所定用紙に略図を記入します。広い港だと検査官が迷いますからね。
Google Earthが参考になります。
④手数料支払
さぶろく丸の場合、19フィートなので5m以上10m未満につき、14,900円です。
金額記入済みの郵便局の振込用紙が同封されていますが、銀行でも振込はできるようです。
⑤自主点検表記入(任意)
これも同封されていて、予め記入して送っておけば、当日の検査項目が一部省略されるとか。
なくても申請はできます。
①~⑤を返送用封筒に入れ、切手を貼って投函します。
大して難しい話ではありません。
単なる中間検査ならこれでよいのですが、私の場合問題がふたつ。
問題①
船名は前のまま。
フネを引き取った時に名義と母港の変更は済ませましたが、船名の変更は検査証の書き換えが必要であり、別途手数料が掛かることを知って、そのままにしていました。
つまり、今当たり前のようにさぶろく丸と名乗っていますが、本名ではありません。
仮名。ニックネーム。あだ名。偽名。
まぁそれを気にするかどうかという話ですが、実際のところそれほど気にしていません。
重要度が高いのは次の問題です。
問題②
航行区域合ってます?
ずっと気になってたんですが、検査証に記載されている航行区域は、どうも平塚港を母港としたもののようです(検査証には文章で書かれていますが、図で言うとコレに当たるのです)。
記載されているんだから、これが正しいとも言えるし、母港を変更したのだから、不一致(=間違い)であるとも考えられます。
相模湾はガッツリ区域内ですが、何と洲崎方面は区域外。
距離があるのでなかなかそっちまで行くことはないのですが、やはり館山湾はエリアに入れておきたい。
必要とあらば、この際ですから船名と航行区域の書き換えをしてしまおうと思います。
JCIのHPに登録地点(港)毎の航行区域図が公開されています。
千葉支部管轄で検索するとこんな候補が出てきます。
「1号(東京湾)10ノット」です。
平水域の東京湾を母港にするのです。
平水域は東京湾が1号、駿河湾が2号など、番号が付けられています。
館山10ノットと比べて、外房方面は狭いですが、相模湾側が広くなります。
行くんかい!?相模湾。
今年はもう終わりでしょうが、来年はマグロを求めて遠征などもしてみたい……
まぁそれはひとつの夢、ロマン、可能性として、現実的には東京湾口、沖ノ瀬まで行ければ十分かと考えています。
「10海里の場合はですねー、信号紅炎が必要になります」
とJCIの方。
「現在は信号紅炎の代わりに携帯電話で登録頂いており、その場合は沖合5海里以内となりますね」
なるほど信号紅炎ね。
アレって有効期限が短いから、ちょいちょい買い換えないとダメだったよなぁ。その他海図やラジオも必要なはず……
余計に費用が掛かるのはイヤだなぁ。
携帯電話で済ませられる5海里で登録するか……
5海里バージョンの区域図も見てみましたが、うーん……帯に短しタスキにも短し。
横幅はまあいいとして、沖合5海里(約9.26km)では心許ない。
フネを大きくした値打ちを感じません。
「信号紅炎以外にも海図とか必要ですよねぇ~」
聞いてみると、
「いえ。あなたのフネの場合は、信号紅炎を追加するだけで大丈夫ですよ」
そうなんだ。
調べてみたらそんなに高いものでもないし、やはりここは10海里にするか。
「書換申請書」をHPからダウンロードし、必要事項を記入。
航行区域は「1号10」と書けば良いそうです。
船名も「さぶろく丸」にしますよ、もちろん。
手数料は4,350円。
振込用紙の金額を訂正し、中間検査の手数料と合算で振込みます。
申請編はここまで。
では28日の立会検査の模様は、また後日報告いたしま~す!